ヴェルナスタ特務局の魔法事件簿 〜少年は平和のため/生活のため、呪いの美女と土属性の魔法を武器に戦います! 性癖を気にしてたら、やってられません〜

作者 司之々

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★★★ Excellent!!!

美しい情景描写に、心躍る設定は、まるで異国の世界にいるような気持ちになりました。
お食事のシーンもどれもとっても美味しそうだし、あっと驚くような料理も出てきて「どんな味なんだろう」と想像するのもまた一つの楽しみです。
この小説のページを開くと、潮風の香りが漂ってくるのは気のせいではありません。

★★★ Excellent!!!

 ベニスを思わせるような、水上都市ヴェルナスタで繰り広げられるお話。緻密に描かれた情景、細やかな戦闘シーンは秀逸です。
 そして、自分の好みの姿をしたサーバントの手を借りて、事件を解決していきますが、そこに料理や食べ物が重要なファクターとして位置づけられています。その表現も見逃せません。その目で見ると第4章は興味深い展開と言えます。

 皆様も、主人公と供に美味しい料理をご堪能くださいませ。

★★★ Excellent!!!

ふんぐるい むぐるうなふ とぅくだに!

 これは、ふとした切っ掛けから理想の存在(幻像)と生活することになった、ごくごく普通の少年『リヴィオ』の物語です。
 これを読んだあなたは、自分と同じく、その舞台である水上都市ヴェルナスタの美しさへと引き込まれることでしょう。

 第一章は、主人公の理想像を投影した金髪碧眼の美女『グリゼルダ』、美少女先輩の『ロゼッタ』など魅力的な女性達を中心とした、出会いの物語。

 第二章は、敵となってしまった主人公の友人『レナート』を倒すのではなく、真っ向勝負で『救う』王道熱血展開。

 第三章はロゼッタの過去編となり、ヴェルナスタの人々を蝕もうとしていた『とある病』を食い止める、シリアスなお話。

 第四章は、お食事邪神である『ト=リカーラ=ナンバン』や『ハルキャー=ベットゥ』、そして敵対関係である星間の翼『オー=バンヤキー』と炎の邪神『トゥ=クダニ』。
 そして伝説の『ク=リト=マ=ッタクェ』まで参戦する名状しがたいお話に、少々のひよこを添えてお送りされております。
 大丈夫です、ちゃんと主人公達も活躍しますよ。

 笑いあり、感動あり、お色気ありのドタバタファンタジー。ぜひこの作品を『見て』、水上都市ヴェルナスタに『訪れて』みてくださいね。

★★★ Excellent!!!

本作は10万字で完結済みです。第27回スニーカー大賞に応募するために狙ってこの文字数で完結させたのでしょう。
風呂敷を広げ、必要なだけの世界観を描き、山場を作り、狙いすまして決められたボリュームで決着させる。
物書きの方なら分かると思いますが、これにはかなり技量を必要とするのです。
また内容に触れさせて頂くと、センスが光るルビが振られた、厨二的な名称の組織や技。そして戦いだけではなく食生活まで描かれているため、物語の中で確かに生きているように映る登場人物達。
執筆者さんは創作者として一定の水準に達しているように思いました。
完結済みですし、一話一話は短く、読み疲れたら途中で読むのを中断することも出来ます。
興味を持たれた方は一度、この物語を味わってみては如何でしょうか。

★★★ Excellent!!!

第二章読了後のレビューとなります。

某ヴェネツィアをイメージさせる舞台で活躍する魔法士の物語。
広義では異世界なのでしょうけれど、世界情勢や国家間のせめぎ合いは歴史や地理を学んでいれば、とてもわかりやすく頭に入ってきます。
とは言え、お堅苦しいお話ではありません。

さて、命の危機に瀕した際に「力が欲しいか」と問われればそれに縋ってしまいそうですよね。
でもキチンと対価があります。
呪われます。
「恋人ができなくなります」だそうです。
ま、死ぬよりはましか、と契約をしてしまったあなた、そこにはさらにとんでもない落とし穴が存在しております。
腹が減ります。
それだけではありません。
手にした力とは、潜在意識から抽出した性的欲求を具現化し、それを媒体として魔法を行使できるというもの。
そう、あなたの性癖にぴったり合う異性(とは限らない?)が顕現してくれるのです。
その存在は同じ「魔法士」同士で視認することも、とある方法で実体化することもできます。
あなたの性癖が、隠しようもなく開示されてしまうのです。
攻撃方法も、なにやら暗喩を感じさせます。

スタンド使い、サーヴァント、主人公と契約した不思議な存在と共闘する物語は数あれど、自分の性癖を晒して戦う物語は斬新の一言です。
ただ、主人公もその仲間もカッコいいのです。

自分もこの物語の中に入り共闘したくなるほどに。

いやまて、その場合どんな相棒が顕現するのだろう?
……もし、猫的ななにかが顕現したとすればヤバすぎです、私は名乗り出ずひっそりと余生を過ごす事でしょう。