勇者レベル0

作者 まめいえ

149

53人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

なかなか話数を見ると膨大な力作に尻込みしてしまうが、いざ読んでみると、その軽快な文体にスラスラとページが進む。

かと言って内容はギュギュッと詰まっていて、「異世界ファンタジーの宝石箱やぁ〜」と唸ってしまう読者もいるのではないだろうか(笑)

勇者が多数いるという設定も面白い。なかには卑怯な奴や横暴な奴もいる。政府が自国防衛のために作り出した雑なシステムの中に、今回の主人公も身を投じているようなのだが……この主人公、一目で主人公、正真正銘のヒーローなのだ。

弱きを助け、悪きを挫く。レベル0にして最強の英雄。やはり、異世界ファンタジーの主人公は、こうでないと。

主人公はレベル0のまま物語は発展していくが、執筆者のレベルはメキメキと上がっていくところにも注目して頂きたい。

50話あたりから、会話文と情景描写のバランスが良くなっていき、後半では伏線を巻き込んでのストーリー展開は見どころだ。途中でフェードアウトするのは勿体ない作品だと感じる。

80話あたりで本編は完結するので、そこを目指して読み進めるのも良いかも知れない。ニヤニヤしたい人は最後まで読み進めてほしい。個人的なオススメは71話。

皆さんも、好きなキャラクター、好きなストーリーを探しに、一度よんでみてはいかが?

★★★ Excellent!!!

魔王を倒すために国王が勇者を募集。集まった数なんと約千人!?
という勇者飽和状態から物語は始まります。

中心人物は誰よりも弱い王子様アーノルドとその護衛の女兵士リディア。最初は弱い王子様も旅の中でどんどん強くたくましく……はなりません。

それでも心優しい彼の周囲には、個性的で心強い仲間達が集まります。

ハラハラドキドキする戦闘シーンや巧妙に練られた伏線。キャッチコピーにあるように「王道RPGのようでちょっと違う」物語を、是非読んでみてください!



★★★ Excellent!!!

勇者はなんと1000人程います!

そんな中、最弱なアーノルド様と護衛の女性リディアは勇者として冒険することになります。

この小説にはキャラクターの個性がたっているのは勿論、展開が読めない面白さが溢れています。

最弱はいかに敵と戦うのか。
敵は一体何なのか。
勇者とは。

怒涛の展開に引き込まれること間違いなしです。この小説を読ませていただいて、私は何度も(´⊙ω⊙`)こんな顔をしました。

おススメです!是非読んでみてください!

★★★ Excellent!!!

これは優しい王子アーノルドと、その護衛のリディアが魔王を倒しに行く物語で、設定が作り込まれていて、伏線もたくさん貼られており、文章もとても読みやすいです。

そして、個性豊かなキャラクターがたくさん登場します。一人一人に魅力があり、読んでいて楽しいです。
勇者たちのそれぞれの生き方を見ていると、考えさせられる場面も多くあります。

引き込まれること間違いなし!
ぜひ、読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

箸より重い物が持てない王子アーノルド様とお付きのリディアが強い勇者を目指して奮闘する物語です。
レベルシステムや設定も面白く、基本的にほのぼのしていますが、締める時はしっかり締める。伏線もあり、読者を飽きさせない工夫が随所にされています。

しかし、この物語で私が一番声を大にして言いたいのは、脇役の素晴らしさです!

個性豊かで、生き生きと書かれた1000人の勇者達。敵ながら心の底から憎めない魔族達。
一人一人の魅せ方がとても上手い!

必ず、読者の好きなキャラクターが見つかります。
オススメです。ぜひ読んで下さい。

★★★ Excellent!!!

まず、人物が優しい。主人公、アーノルド王子は、優しさを貫いてレベル0。だけど、心は強い人ではないかと思います。視点キャラ、リディアも、アーノルド王子を気遣う優しい人。たまの恋愛脳は…まあいいか。流行りのエロ脳ではありませんのでご安心を。
世界もしっかり描けていて、伏線がまだあるように感じます。優しいながらもしっかりした、読んでいて嫌味を感じない話です。
魔物を倒しに行く話ですので、それなりに残酷描写はあります。なので、セルフレイティングはご確認を。

★★★ Excellent!!!

 こちらの物語は、勇者が魔物と闘いレベルを上げ、魔王を倒す事を目的としております。アウトラインは剣と魔法の王道ファンタジーそのもののように思えますが、数多く存在する勇者たちの生きざま、他の国民や魔物たちとの関わりが非常に良く練られ、他作品とは一線を画しています。
 特に気になったのは、レベルアップが魔物の生命の上に成り立っている、という事が明確になっている所ですね。
 主人公のアーノルド王子は無力な魔物を仕留める事さえためらうお方。従って現時点ではタイトルの通りレベルは0です。
 果たして彼はレベルを得る事があるのか、それが善い事なのか……非常に気になります。

★★★ Excellent!!!

 私が魔物のいる世界に生まれ落ちたとしたならば、ガルシアのように横暴に生きるか、ジャスティンのように手段を選ばずに必死に生きるのでしょうが、それでもアーノルドのような優しく勇気のある人物になりたい物です。
 この作品を読んで、他の方々はどのように感じるのでしょうか。