「絶対に笑ってはいけない!」って、頼むからそれは他でやってくれ~!

 ——それは、ある葬儀場で起こった一コマ。

 故人を送り出す厳粛な場所で起こる葬儀場関係者の朝礼で、いつもの課長が放つオヤジギャグが後の笑いのボディブローになろうとは……。
 セクハラジジイ坊主が繰り出す地味な技。早口言葉真っ青な弔辞の会社名。安堵する暇も与えず、オッサン顔の赤ちゃんの派手なオナラ。お約束のマイクネタ。お爺さんのズボン落下に、運転手の禿げ頭に安物のカツラ。
 我慢大会を無事に抜けたと思いきや、最後はお見送りの歌が、「きよしのズンドコ節」とは……。

 なぜ、このような時にこの場所でお笑いの神が降臨してきたのか? 畳みかけるコントのような連続技に、もはや白旗を挙げるしかないでしょう。

 もはや、耐え抜いた司会者にあっぱれ!と賛辞を贈るしかない。

 この光景を想像するだけで、抱腹絶倒するのは間違い無い! と言い切れるでしょう。メチャクチャ面白くて、声に出して笑ってしまいました。

 笑ってはいけない場所で起こる一コマには、意外な笑いの刺客が潜んで居ることを忘れてはいけないですね。
  合掌。(笑)

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