不思議な看板を掲げた雑貨店で繰り広げられる幻想的なストーリー

 舞台は十九世紀末の英国。裕福な生まれのエドワード少年は、あるきっかけで街の小さな雑貨店で働くことになった。
 変わり者の店主が営むその店には、毎日のように個性豊かな客が訪れる。そんな人々が紡ぎ出す人間模様は、ありふれた日常の一幕を感じさせながらも、どこか幻想的で不思議な魅力に満ち溢れている。
 例えるならジブリアニメ、あるいは世界名作劇場に近い雰囲気の作品。まさにタイトルの通り、おとぎ話のような美しい世界が読む人の目の前に広がります。

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妖精の尻尾【中編】

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