主人公が手にするのは『殺人許可証』。この設定が、まずスゴいです。
そして、物語は読み進めるうちに、凄まじい展開を見せるのです。
もうすぐ300話になろうかという連載中の本作品。
実は、未だ半分ほどしか読破していないのですが、それでもわかります。
この作品はスゴいです!
何がスゴいって、緻密な設定、計算された人間関係、そして1話目~死んだ人物はちゃんと数えたら物凄い人数になるはず!(端役さん含む)
だけど笑いもある!! 主人公は結構、天然!
・・・この設定で笑えるお話って? 作者様、凄すぎる!
是非に、今からでも天然主人公の活躍を追いかけてください!
このお話は、『殺人許可証』を取得した少年が裏世界で戦っていく愛と血の物語なんですが……めっちゃ大作でして、しかも3年連続カクコン中間突破という作品なんですよ!
最新話に追いつくには、なかなか根性が要りますが、面白いので先が知りたくなります。
途中、脳が溶けそうになる難しい展開もありますが、「あぁぁ、でもどうなるの!?」という一念で読み進めます。
その大作っぷりと、奥の深い世界観は、某ロボットアニメーションを彷彿とさせる壮大さです。
基本、根底に『愛』がある作品なんで、暴力描写・残虐描写だけが際立っているわけではありません。あちこちに愛がちらばっています。
だからこそ愛されて読まれて、3年連続カクコンの中間も突破出来ているのだと思います。
これ、完結したら受賞するって流れもあるんじゃないの!? てか、完結するの!?
これからも読ませて頂きます♬
失った唯一の肉親を取り戻すため、裏社会で生きていくための手段、『殺人許可証』を求める少年・冬。
『殺人許可証』を手に入れるため、彼は血で血を洗う厳しい試験に挑む――。
という、すっごくシリアスなストーリーのハズ、なんですけれど……。
あれ? 冬君、可愛い幼なじみとか、優しいやりて美人店長とか、清楚なお姉さんとか、妹系美少女とかに囲まれて、鈍感っぷりを発揮しつつも楽しく過ごしてません?(笑)
と、ほのぼのした日常と、殺伐とした裏世界の落差が、本作の魅力のひとつでもあります。
個性的な人物達に囲まれて、果たして冬は悲願を達成できるのか!?
ようやく『殺人許可証』を手に入れた冬の足跡を、これからも追っていきます!
最初の数話の学園コメディで全てを分かった気にならないで下さい!
殺人許可証の試験からが本編です。主人公はポワーッとしてるのでそう勘違いしてしまうかも知れませんが、ヒトとヒトが殺し合うお話です、ハードアクションです。
闇の世界へ足を踏み入れて行く怖さを、緩い日常との比較で表現しています。
主人公の【冬】はかなりポンコツですが、ハーレム展開を入れる事で物語が暗くなり過ぎないようにコメディタッチで描かれています。
そして2章のラストでダイドンデンガエシですよ。色々突っ込みたくなる所はありますが、こういったお話嫌いでないなら読んで頂きたい。そう思います。m(__)m
裏社会に存在する人を殺すことができるライセンス『殺人許可証』。
主人公は姉を捜すために、その殺人許可証取得を目指し、非情で過酷な試験に挑む。
冒頭から、作者様の世界観に引き込まれ、気付いたらドップリとハマっていました。
魅力的なキャラクターが暴れ回る臨場感溢れるバトルシーンは迫力満点です。
――そして……
『殺人許可証』を手にした少年は……。
裏社会で生き続けるのか……。
果たして捜し求めた姉と再会することができるのか……。
次々と現れる強敵に、ハラハラが止まりません。
ネタバレになるので、これ以上は書けませんが、迫力満点のバトルシーンばかりではなく、ほっこりとするシーンもあり、ストーリーも設定も読者を飽きさせることのない展開となっています。
(第98話『焔の主』拝読後のレビュー)