第19話
「はいはい!それでは、これから王様ゲームをやっていきたいと~思います!」
今、この凍てついた空間にいるのは、俺と三春と愛花さんと...
なぜか来やがった、不審者一人。
「えっと~、道具はこちらで用意したので早速しますよ~」
ひろしは、テーブルに4本の棒が入っている紙コップを置く。
「それじゃ」
「「王様だーれだ」」
全員が、静かに己が引いた棒を見る。
「ッチ!」
おっと、とんだゲスの声が聞こえてしまったな。
「うぅ....お兄ちゃんにあんなことやこんなことをしてみたかったのにぃ...」
おい、一体ナニをするつもりだった?
まぁ、俺も安定のはずれ。
番号は2番か...
ってことは...王様は?...
「やったぁ//」
まぁ、消去法でいくと愛花さんになるわな。
「えっと~それじゃぁ...1番は服を脱ぐ!」
おぉ...開始早々過激だな...
「なぬぅ!?」
俺の左で固まっている奴がいるなぁ?w
「どれどれ~見せてみぃw」
はい、ばっちり1番ですね。
「「ちぇ!」」
ちょっとそこの女子はなんで舌打ちするのさ!?
「もぉぉ...分かったよ...」
ずるずるとパーカーを脱いでいく。
「よし、これでいっか!」
「「「異議あり!」」」
どこぞのなるほど弁護士のポーズとセリフを真似して、3人が異議を唱える。
「お?なんだ?」
「私は確かに服を脱げと言いましたよね?」
「おう、そうだな」
「いったい誰が一枚だけと言いましたか?」
「そうだそうだ!」
まるで〇党の様に野次を飛ばす。
(〇の中はご想像にお任せします(^▽^)/)
「え?上半身裸?..」
「当たり前だよなぁ?..」
----
「おぉ...さみぃ」
「それじゃあ!」
「王様だ~れだ」
俺は3番か..
「よっしゃぁ!!」
ぐぬぬ...お前かよ...
「今回はこのひろし様が王様だ!」
「裸の?」
「うるせぇ!上半身だけだ!」
いや、大して変わらんやろw
「う~ん...そうだな..」
「3番と2番は抱き合え!」
「なっ!?」
こいつ!?自分が抱き合いたいんじゃなくて...他人が恥ずかしがるところを見たがっていたのか!?
とことん変態やな...
まぁ..相手は家族だし..別に難なく乗り越えr..
「よっっしゃあぁぁぁぁぁ!」
拳を天に掲げ、まるでラオ〇がごとく叫ぶ。
そうすると、俺の方を向き、
「おにぃぃぃぃぃちゃぁぁぁぁん!!」
日〇の悪質タッ〇ル並みの威力のタックルを繰り出してくる。
「くぼへぇ...」
「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん!」
「待て待て!ヤンデレになってるから!」
「ぐへへ....おにいたんは私のものだぁ...」
口を半開きにしながら、ニヤリとitのような笑顔になる。
「お、落ちつけぇ!完全に女がなっちゃいけない顔になってるから!?」
「私がその程度の言葉で止まるとでも思っていたのか?」
「や...やめろぉ!」
「アァー↑♂」
壊れている俺になぜか女子達が近づいてくる件 @oisii
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