身体が弱いながらも妻を支える為家事をしている夫と頭が良くて仕事の出来る妻の短編です。
物語の序盤は夫が主で最後は妻が主になっています。
序盤の段階から夫婦としては終わっているような話ですが妻を愛し過ぎてしまったが故に別れる勇気が出ない。また夫自身が打ち明ける相手がいないため日々妻の言動に耐えるしかない状況がしっかり読者にわかるように書かれています。
夫は妻と結婚当初のような関係を戻したくて記念日にプレゼントを家事をしながらアルバイトをして買います。それも仕事に追われる妻には届かないのですが。そして・・・・。
ネタバレもありながらのレビューですが良い点は身近にいる方程大切に。些細なことにも機敏に反応出来るようにしたいという教訓です。もし妻が夫と向き合っていたらこのようにはならなかったのではと感じさせられました。