第18話

「お~い幸助~、ちょいといいか?」


あぁ...お空キレイ.....




「.....お前絶対わざとやろ」


知らんな




「すこ~し、本当にすこ~しだけなんだよ!」


なんだよ、四章の眠らせてくる奴(調べないでね☆)




「いや、俺はホ〇じゃねぇよ!」


んじゃなんだよ?




「お前の家に...遊びに行っていい?..」


ちょっと何言ってるかわかんない アヒャヒャヒャ




「あと、妹さんと姉さんも一緒でいいか?」


俺は、その言葉に対して、生ごみを見る視線で


「いや、多分お前ではどちらも振り向かせることはできんぞ」




「いやいや違うんだ!ただ顔を見てみたいってだけで!?」


「はぁ....お前伊藤誠と同じ運命をたどりたくなかったら、黙って家で彼女がくれたチキンでも食ってろ」




「え!?その言い方だと穂香が俺のこと殺すの!?」


「あぁん?ほ~し~か~?へぇ...名前で呼んでるんですねぇ?それでいて浮気とか、クズだな」




「頼むよぉ!?顔を見たいだけなんだ!?別にいいだろ!?」


俺は、お~きなため息を突き、




「バーロー、駄目に決まってんだろ!」


----


↑はい、このようにキッパリと断ったはずなのですが、


「いや~幸助君..楽しみですねぇ...」




なんでこいつついてきてんの?


「多分俺が許可しても、愛花さんが許さないと思うぞ」




そうすると、ひろしはイケイケの表情で、


「そこらへんは、どうにかしてくれ!」




「結局人任せかよ...これだから四勝の眠らせてくる奴は...」


「頼むからそれを家族さんの前で言わないでくれよ!?」




ふふふ...こいつがビビるのは愉快愉快、


「なぁお前...絶対に人を噛まねぇ保証できる猛獣に、あったことあるか?」




「え?」


----


結局のところ、家の前までひろしはついてきやがった。


「ちょいと聞いてくるから待ってろ」




「許可取りにいってくれるだけで、オッケーです」


「期待はするな」




扉を開けると、


「おっかえり~!」




俺に対して飛んできている三春がいた。


さすがに避けると危ないので、己の身で受け止める。




「くくく...計画道どうり...」


「なんかいったか?」




最後に仲間に名前を書かれて死んでそうな声音で何かを言われた気がする。


「いや!?大丈夫だ...問題ない...」




「ちょっと相談があるんだけどさ~」


「ん?なに?」




首をかしげて、俺を上目遣いで見る三春。


「今日、家で友達と遊んでいいか?三春も入れて」




「え!?お兄ちゃんって友達いたの!?」


「いるわ!今のところ一人だけだけどな!」




「う~ん...私はいいけど?理由を聞いていいかな?」


さぁ...ここはどうしようか..まぁ、別に俺は傷つかないしいいか。




「三春のことを一目見たいそうだ」


親指をㇰっと上げて、笑顔で返答。




「えぇ...私を?...なんか気持ち悪いね...」


バリクソ言われてて草。




「ちなみに愛花さんも見たいそうだ」


「その男、絶対クズでしょ」




交渉にはすこし難航したが、最終的には許可を取れたんだが...


今んとこ、ひろしの印象は、最低最悪のクズという認識である。




            ごめんな、ひろし...わざとじゃないんだ..

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