第2話  ~ブラック・ジョーク~

息が切れる・・・路地裏のすぐそこに・・・7は立っていた。

そして、”逃がさない”と言ううようなサインを残して、7は消えた。

僕の周りをおかしな目で見てくる人々・・・

”な・んなんだ?”

すると、銀行から黒い服を着た男たちが銃を持って出てくる・・・


「そういえば・・・近くに7がいたはず、来ないってことは

  やっぱり、自分が悪事を働いていることを自覚している?」


すると、


「どけ!!小僧!!」


僕を蹴飛ばして、銀行強盗が通り過ぎる・・・

その時、路地裏を見ると、どさくさに紛れて7が手を伸ばしている!!

俺はとっさに強盗について行った。強盗が隠れ家に入ると僕もなぜか入った。

もちろん、強盗は銃口をこちらに向けてくる・・・

「誰だ?お前は?」

僕は、すぐにヒーローじゃないことを説明する。

やっぱり、手錠を付けて、隠れ家の牢屋に閉じ込められる。

でも、パニックでこっちの方が安全だと思った。

5分後、テレビで見たことがある犯罪者が出てくる・・・


「あっ!!ブラック・ジョーク!!」


すると、ジョークは鼻で笑う。


「まさか、悪のファンってわけじゃ~ないよな?」


僕は”もちろん”と当たり前のように言った。

すると、ジョークは手錠を外す。


「帰っていいぞ、ガキ。」


しかし、俺は7に襲われたことを話す。

すると、ジョークは顔が変わり、僕を別の部屋に移す。


「なぁ、お前は確かによく戦った・・・だがな、帰れ・・・

  そして、犯罪をしたと、言え。自首するんだ。」


僕は、強く反抗した。真実を隠すことを。

しかし・・・


「じゃないと!!お前の両親は殺される!!

  見ろ!!俺の傷を!!」


ジョークの体には大きな傷があった。


「俺も、見てしまったんだ!!ヒーローを!!」




{ミーラ}


「母さん・・・受からないよ。だって、カメラ壊しちゃったし。」


すると、


「大丈夫、だってあなた以外に今年はいなかったんでしょ?能力者は・・・」


たしかに、今年はいなかったが、今回のアピールではあまり稲妻を制御できない事が大きく出てしまった・・・。


すると、メールが届く。


「来たかも・・・」


すると・・・


「やったぁーーー!!合格だって!!しかも、ジャスティス・ウィングと

 同じチーム!!7やA_1、ミックス、バイキングとおなじだ!!」


そして、夜遅く、二人は近所迷惑になるほど喜んだ・・・




{ブラック・ジョーク}


「なぁ?分かっただろう?帰るんだ。お前も・・・」


しかし・・・


「いやだ!!何で、こんな世界が続くんだったら、僕もあなたと戦いたい。」


”やめろ・・・”


「戦わせてよ!!」


”たのむ・・・もう・・・”


「ねぇ、ってば!!」


”もうッ・・・・”


「やめてくれぇーーーーーーーーーーーーーーぃ!!」


ジョークはコップを割る。

そして、ナイフをこちらに向けてくる・・・


「帰れ・・・ガキ!!」


すると、


「わかった・・・帰るよ・・・

  だけど、教えてよ・・・そのピンクの銃は何?」


ジョークは答える・・・


「能力者の硬いスーツを貫く軽量型銃だ・・・帰れ・・・」


僕は・・・帰った・・・


すると、部下が入ってくる。


「いいんですか?あのガキ、」


ジョークは、うなずく。


「今夜っすね。新ヒーローの入団式・・・

   ジャスティス・ウィングも来るっぽいすね。」


後ろのテレビで流れている・・・


すると、ジョークは腰を触る・・・


”!?”


「無い!!ない!!」


部下は何が無いのか聞くと・・・


「銃が・・・無い・・・!?」


その、時、思い出す。


”あの・・・ガキだ・・・”





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The BOSS ~血の付いたマント~ @SUZUMEnoMONOGATARI

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