第1問 ワイン・後編
・そこそこカフェチーム
マ「せーの、A!」
湯「ほい、B!」
宇部『ここもわかれたかぁ(ホクホク』
ヨ『マスター、頼みますよ……』
木『湯部さーん、マスターに合わせてー! アンタ舌馬鹿なんだからー!』
マ「正直、AもBも飲んだことなくて美味しかったんだけどさぁ」
湯「何、マスターってコーヒーしか飲まないタイプ?」
マ「違うけど。でも、Aの方が馴染みがある(ワイン風呂の方で)気がして」
湯「成る程ねぇ。よっしゃ、オバちゃん譲ったるわ! Aで!」
〜Aの部屋〜
マ「失礼しますー」
湯「あらー、可愛いカップルいるじゃなぁい! ヒューゥ、青春~!」
蓼「わぁぁ、良かったぁ! 誰か来たぁ!」
柘「どうぞ、おかけになってください」
マ「どうもどうも……。わぁ、向こうも何だか楽しそうだねぇ」
湯「あらほんと! いまのところちょうど半々にわかれた感じみたいねぇ」
・あけぼの文具堂チーム
伏「Aかな」
大「それじゃあ俺はBだ」
伏「それじゃあ、じゃないよ大槻君。さっき小橋君もチーム戦だって言ってたろ」
大「うるせぇ! 俺の舌がBって言ってるんだ!」
伏「全くもう……」
宇部『……何、この二人仲悪いの?』
片『仲が悪いというか……』
光『大槻主任が一方的にライバル認定してるというか……』
片『伏見主任、負けないでください!』
光『そうだそうだー! あんなプロテインおばけに負けるなー!』
片『光ちゃん駄目だよ、オンエア見られたら殺されるよ』
光『ハッ、そうだった! スタッフさん、いまのカットで!』
宇部『残念、全部放送します』
伏「いいよもう、Bで。自信あるんだろ?」
大「おっ、逃げんのか?」
伏「逃げるとかじゃないよ。チーム戦なんだから。君の舌を信じる」
大「よし、俺の勝ちだな!」
宇部『ねぇ、あの筋肉の人、馬鹿なの? 主任なんでしょ? 君らの会社大丈夫?』
片『いや、仕事はちゃんと出来る人なので……。ねぇ光ちゃん?』
光『そうだね、うん、仕事はね……、それ以外は……、ねぇ藍ちゃん?』
〜Bの部屋〜
伏「失礼します」
大「うぉ、結構人いるじゃん!」
飛「ほらねぇ? やっぱりこっちが正解なんだよ、あんないかにも頼りになりそうなお兄さん達だし」
白「ううん……頼りになりそう……なのか……?」
矢「どうぞどうぞ、こっちお掛けください」
オ「お菓子もあるわよ! 遠慮しないで食べて!」
〜正解発表〜
さぁ、それでは正解発表です。
格付けマスターである私、宇部が入った部屋が正解でございます!
では!
――ガチャ!
宇部「おめでとうございます! こちらが一本38万円のワインでした!」
蓼「――え? わぁぁ、やったぁ! 柘植君やったよぉ!」
柘「えっ? こっち?! よ、良かったぁ……(富田林に殺されるところだった)」
マ「あー良かった。案外わかるもんだねぇ」
湯「いえーい、木更津さん見てるー!?」
~B(不正解)の部屋~
白「……だからAだっつったじゃねぇか」
飛「あれぇ? おっかしいなぁ。あの時飲んだのと同じ味がしたと思ったんだけど」
白「いや、その時に飲んだのがこっちだったんじゃねぇのかよ」
飛「あっ、そうかも! よくよく考えたら38万もする酒を試飲させてくれるわけないよね! あっはっは!」
矢「うっそぉ、違うの……?」
オ「えー、ごめんごめん! マリーちゃんのが正解だったぁ! あはは!」
伏「……俺の舌が何て言ってたって?」
大「えっと……いや、その……すまん……」
~スタジオ~
太『おお、さすが白狼丸。飲んだことがない酒でも良し悪しがわかるとはなぁ』
青『坊、感心してるとこ悪いけどねェ。不正解は不正解なんだよゥ?』
太『あ、そうか』
ト『ふぅ、命拾いしたわね、柘植の野郎』
小『やるじゃん貴文。あっはっは。勢いでぎゅーとかすりゃあ良いのになぁ。な?』
ト『はあぁぁあ? 許されるわけないでしょ、そんなの! 木綿ちゃん、早く戻ってらっしゃい!』
然『外れちゃったけど、でも、マリーさんは当たってたんだもんなぁ。やっぱりすごいなぁマリーさんは』
サ『なんか……ウチのお嬢が済まないな。いつも自信だけはあるんだ』
然『その自信、マリーさんにも少しわけてあげてほしいよ。彼女、肝心なところでヘタレちゃうから』
ヨ『ぃよっしゃあ! さすがはイイトコのボンボン! ……って、これ秘密なんだっけ』
木『えー、何? マスターって、イイトコのボンボンなの? まぁ言われてみればそんな感じかぁ……』
~代表者がスタジオに戻ります~
太「お帰り、二人とも。酒は美味かったかい?」
青「坊、美味い酒を味わう企画じゃないからね?」
白「全く、この馬鹿舌猿のせいでなぁ」
飛「えー? でも、白ちゃんも納得して移ったんだから、同罪だよねぇ?」
蓼「トンちゃーん! やったよぉー!」
ト「うふふ、木綿ちゃん、よく頑張ったわね。偉い偉い。ナデナデしてあげるわね」
柘「おい、カメラ回ってるんだぞ、やめろよ」
小「それ、少なくとも貴文が言える台詞じゃねぇからな? お前さっき蓼沼とおてて繋いで移動してたろ」
柘「!!?」
矢「ごめーん、然太郎!」
然「良いんだよ、マリーさん。お疲れ様」
オ「あのワイン美味しかったわよ! 同じの買って帰りましょ!」
サ「お嬢は少し反省しろ!」
マ「はっはっは、どうだいヨリちゃん、すごかっただろ」
ヨ「すごかった……かはわかりませんけど。当たって良かったです」
湯「いやー、やっぱ高いワインって口に合わないわ! 庶民には! ぎゃはは!」
木「マスターいて良かったよね。マジで!」
~現在の成績~
一流キャラクター
公家顔君と木綿ちゃんチーム
そこそこカフェチーム
普通キャラクター
桃嫌いの桃太郎チーム
スミスミシン・大食い魔女合同チーム
あけぼの文具堂チーム
※第2問は書けたら上げます。
参加したキャラクターが登場するお話はこちらです
『桃嫌いの桃太郎と癖の強い三人の仲間』
https://kakuyomu.jp/works/16816452218407521775
『公家顔君と木綿ちゃん ~頼れる親友は専属恋愛軍師様!?~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054922440802
『手芸店『スミスミシン』の裏メニュー ~和菓子とお茶、あります~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894327449
『カフェ『TWO BOTTOM』でそこそこのコーヒーを。』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054912917567
『オリヴィエ旅行記~大食い魔女と行く、異世界グルメツアー!~』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886288989
『片岡君はしゃべらない』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます