なんでこうもお約束展開なんだ
「…………なぁ」
「…………なんだ」
新校舎に残っていた2人は、顔を上げないで会話をしていた。
お互いキリが良くなったらしく、同時に顔を上げ、不思議そうに首を傾げながら顔を見合せた。
そして、同時に口を開く。
「「俺達、一体誰を待ってんだ??」」
2人の記憶から、晋五と明仁の記憶がすっぽりと抜けていた。
次の日の教室でも、2人が消えたことには全く気づく様子を見せない教師とクラスメート。
まるで、元々2人が存在していなかったかのように、日常が進んでいく。
【闇は光を嫌い、光は闇を消す】
旧校舎の開かずの間は、今もドアは閉じられたままだ。
その中からは、複数人の笑い声が聞こえ続けている──
闇は光を嫌い、光は闇を消す 桜桃 @sakurannbo
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