千尋の海(三)への応援コメント
最近の〈平家〉関係は、アニメしか見ていないのですが、そこでも、今までも安徳天皇は泣いていない描写だった気がします。実に立派に入水してしまうというか。
この、お話で、安徳天皇(今の時代なら小1)が泣いていて、「そうだよね」と思えました。
作者からの返信
ミコトさん、おはようございます。
早朝にこんな重苦しいパートを読んでいただいて、なんだかすみません。
そういえば、帝の入水シーンってあまり気にしたことがなかったかもしれません。
わたしの息子が小1だったころ、ようやく人の死を理解しはじめた時期で、そのことで泣きながら起きてきたこともありました。
だから、帝もきっと死に対して恐怖があったはずなんですよね。目の前でどんどん死んでいってるわけだし。
理想としては最期の瞬間まで気高くあってほしいのかもしれませんが、子どもに対して「立派な最期」というものは書けませんでした。
共感していただけて、うれしいです。
コメント、ありがとうございました(*^-^*)
終章への応援コメント
はあ、とうとう全部読んでしまった……。
平家の没落と源氏の台頭、と、一口に言うこの言葉の中に、どれほどの人の思いが込めらているか感じられ、陶然としました。特に「巻第四 源平争乱」が圧巻でした。
最初は教経のことを感じのいい若武者だと思っていたのですが、玉虫への態度があんまりで。菊王も、こんな男についていたばかりに……。現代人の価値観を持ち込んだらいけないのですが。
ちょうど、祖谷渓に安徳天皇と平教経が落ち延びたという伝説があると新聞で読み、玉虫は!? と食い気味に思ったのですが、きっと彼女は今も豊前で、静かな読経の生活を送っているのですね……。
素敵なお話を、ありがとうございました!
作者からの返信
せりもも様
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
教経はあまりにも無神経だし、鈍感にもほどがありますね。
書いているときはそこまでとは思っていなかったのですが、みなさんから頂いたコメントを見るに、目に余るほどなのかもしれないと反省しました。
玉虫は実在が怪しい人物ではあるのですが、やはり落ち延びて那須与一の息子と結ばれた(なんでやねん!)という伝承もあります。
わたしの伝えたかったことが全部詰まっているのは後半からだと思うので、圧巻とのお言葉をいただいてとても嬉しいです。
またご縁がありましたら、よろしくお願いします。
本当にありがとうございました!
参考資料への応援コメント
最後まで読ませていただきました!
玉虫の一本芯の通った教経への揺るがない思いが潔くも切なかったです。
淡々と語られる世の中の様子も逆に人の心の動きが浮き彫りになるようでよかったです。
良作をありがとうございました!
作者からの返信
アオさん、ありがとうございます!
玉虫も、たいがい頑固なんですよね。こうと決めたらテコでも動かないというやつで。
レビューまで頂戴して、とっても嬉しいです。
「要はモテない」という文言がツボにはまり、笑ってしまいました。
教経はたぶん、実際にもモテなかったんじゃないかなーと思っています。
最後までおつきあいいただき、本当にありがとうございました(*^_^*)
参考資料への応援コメント
読み始めてだいぶ経ってから、メリバタグに気づいて震えていたのですが、教経殿が最後の最後で玉虫に生きてくれと伝えたのは、身勝手ながらも、彼らしいのかもしれないなと感じてしまいました。
人の世の騒乱だけでなく、神の気まぐれに振り回された玉虫と教経、壇ノ浦の凄絶な情景と裏腹の静かなラストがとても印象的でした。
素晴らしい物語をありがとうございました!
作者からの返信
紀里さま
メリバタグは、ネタバレみたいになるからどうしようかなーと迷ったのですが、最近になってつけました。
震えさせてすみません(笑)
もう平家一門が滅びるしかない場面で、せめて玉虫が生きつづけてくれることが最後の希望になったのかな、と思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
たくさんの応援、コメントに、星評価までいただいて、とっても励みになりました。
引き続き小林さん愛を語り合いましょうね!( *´艸`)
大日の森(二)への応援コメント
ああ……!
すっかり歴史物語に浸っていましたが、そういえばそんな約束がございましたね……! 教経殿は夢だと信じたいようですが、神様というのはただ加護をもたらす優しいだけの存在ではないのが仄見えて、この先に暗い翳りも感じつつ。
それにしても玉虫と教経殿はこれほどに深く絆で結ばれているのに、ままならないものですなあ。
作者からの返信
そうなのです、そんな約束もあったのです(笑)
読者の方が忘れるほどでないと、教経の不信感に真実味が出ないですから。
……というのは言い訳で、わたしがこの設定を上手く活用できていないだけという噂も。
教経はあんぽんたんなのです。
玉虫がこれほど想ってくれているのに、気づかないどころか思わせぶりな態度まで取っちゃって、人生やり直してこいって感じです。
応援、コメントありがとうございます!
編集済
観桜の宴(三)への応援コメント
小宰相殿の描写の美しさにうっとりしておりましたが、教経さま、もしや一目惚れ……!?
にしては継母上への態度が解せない気もいたしますが、一挙手一投足に無自覚にそわそわしてしまう玉虫ちゃん可愛いです。とはいえ彼女もきっと美しく育っているのでしょうね。
そういえば、平家って源氏に比べてなんとなく貴族よりの印象が強くなっていましたが、彼らも武門なのですよね。
きなくさくなってきた世の中、果たしてこの先どうなっていくのかドキドキしながら読ませていただきます〜
作者からの返信
紀里さま
ようこそいらっしゃいませ!
小宰相の描写は難しくて何度も書きなおしたので、そうおっしゃって頂けてとってもうれしいです(〃▽〃)
彼女の前では玉虫の美しさなんて、話にならないですねきっと。
そして、そうなんです。平家は武門なんですよ!(ここ大事
彼らが貴族化して軟弱だったから負けたんだーなんて言われるのが心外で、そのイメージを覆したいというのもこの作品の目的のひとつでもあります。
ちなみに別件のお話ですが、小林さんはわたしの憧れの作家さんです。
なにからなにまでドンピシャに好みなのです。
小林さんの作品でも紀里さんのお名前、お見かけしてましたよー( *´艸`)
同好の士ということで、今後ともよろしくお願いいたします♪
参考資料への応援コメント
もしかしたら玉虫が海御前になるのかな、と思ってたら、そう来たかって感じです^^;
祖谷への生存ルートもあったかもしれませんが、やっぱり平家は滅びることに儚さが、うつくしさがあるなぁとやや倒錯した感情を抱いております。
玉虫は、八百比丘尼のようになってしまいましたが、それでも教経の「生きてくれ」の願いがその胸中にある限り、彼女はその生を手放すことはないでしょう……。
儚さのうつくしさと、愛情のうつくしさが、渾然一体となって「響く」物語でした。
……それこそ、祇園精舎の鐘の声のように。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒さま
コメントありがとうございます(*^-^*)
そうです、そうです! 海御前の伝説を知って、でも教経には独身でいてほしくて、こうなりました。
さすがに河童は出せませんでしたが(笑)
教経の生存ルートも考えましたが、四谷軒さまのおっしゃるとおり、やはり平家は滅びることに潔い美しさがあるとわたしも思うので、教経に関してはあのラスト以外ありませんでした。
怒涛の読破に☆評価までいただき、ほんとうにありがとうございました。
またご縁がありましたら、よろしくお願いします!
終章への応援コメント
もう、最高に良かったです✨
私が夢中になって読む物語は「巧いっ凄い!」というものと「ああ、もう好き💕」の2種類あるのですが、『波のたまずさー女人平家物語ー』は、そのどちらもあって、とにかく読むことが出来て幸せでした。
武門、平家の描き方も見事でしたし、玉虫の恋の様も一途であり弱くも強くもあり、ままならないものであり…… まさにこれが恋! という感じで読んでいて何度も涙がでました。
素晴らしい物語をありがとうございました(^^)
作者からの返信
いつもありがとうございます。
こちらこそ、碧月さまのコメント&レビューにとっても幸せな気持ちになりました。もう、褒め殺されてもいいと思いました。
たぶんわたしは恋愛経験値の低さゆえか「ままならぬ恋」が好きなんですね。
片思いなら任せろ!書いてやるぜ!という感じです。
実は今日が誕生日なのですが、気持ちのいい一日になりそうです。
心の底から、本当にありがとうございました💞
終章への応援コメント
素晴らしい物語でした。
永遠のような命を得た玉虫ですが、本当に「生きていた」と言えるのは、教経と共にあった激動の日々だけなのかもしれませんね。
時が過ぎ去っても、あの最後の瞬間に受け取ったものだけが燦然と輝きを放っているように思えます。
全編通して、特に心理描写が素晴らしかったです。後半なんてほぼずっと泣いてましたね……(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
本当に面白かったです。拝読できて良かったです!
作者からの返信
ありがとうございますぅううっ。
どこまで玉虫を辛い目に遭わせたら気が済むねん、というラストでした。ごめんなさい。
わたしも書きながら泣いてました(´;ω;`)
公開して数ヶ月ですが、まともに読んでくれたのは、すずめさんでたぶん二人目。よくて三人目です。
しかもわたしが舞い上がるようなコメントをいつもくださって、本当にうれしくて励みになりました。
いただいたレビューはこれから先、毎日何度も読み返すと思います。
本当に本当に! ありがとうございました!
千尋の海(四)への応援コメント
壮絶でした……女たちの最期も、教経の最期も。
目の前で散っていく命をどうにもできない玉虫の叫びに、胸が張り裂けそうです。
自ら弓を取って教経の元へ向かった玉虫が、震えるほど凛々しくて、そこまでの強い思いに涙が出ました。
みんなそれぞれに守るものがあった。守り抜いたからこそ、散っていったんですね。
是か否か、ということではなく、その覚悟と気高さを美しいと思いました。そして酷く哀しくて、遣る瀬無いですね……
作者からの返信
そうですね、現代の価値観で是非を問うても意味がないですからね。
でもやっぱり、子どもを道連れにするような、いわば無理心中は是としたくなかった。
だからせめて玉虫に抵抗してもらいました。
教経の生存ルートも考えたのですが、彼がそれを受けいれるとは思えず、史実に従いました。
玉虫には最初から最後まで申しわけないです。
コメント&応援、ありがとうございました<(_ _)>
参考資料への応援コメント
綺麗で、だけど悲しい物語でした。
凄い…、圧巻でした…。
心理描写が見事でした。
その人たちが、目の前に生きていたように感じました…
作者からの返信
魯なさま
はじめまして。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
もったいないくらいの褒め言葉をいただき、とっても嬉しいです。
またご縁がありましたら、よろしくお願いします。