下戸な女店主と不登校の酒屋生活

作者 ひでたか

157

56人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

バーテンダーの話やソムリエの話は聞くが、酒屋の話はあまり無いのではないだろうか。

今ならではの酒にも、歴史があり製造業ならではの苦悩や努力がある。そして、飲む人にも、選ぶ理由がある。

そんな知識を織り交ぜながら、ハートフルに話が綴られていて、何気なく立ち寄ったスーパーやコンビニで、ふんわりと話を思い出すと、少しだけ心を豊かにしてくれる。ホッコリする。そんな作品です。

★★★ Excellent!!!

お酒が大好きな僕からすると、次はどんなお酒だろうと話が進むたびにワクワクしてます。

ほっこりしたり、現実を突きつけられたり、ふわっと悲しくなったり。

酒屋を通していろんな人情が垣間見れます。

天音さんの強烈キャラがまたいい味出してます。

主人公が直面している悩みをどう消化させていくのか。

とても楽しみです。

Good!

酒は人によって醸され、人の和を醸す。
それを体現した本作は、人ごとに酒を定めてその根に在るものを掘り起こそうとする。

酒に貴賎なしという呑兵衛の言葉は、モエ・ド・シャンドンとワンカップが居並ぶ構成に表れ、それは、人に貴賎なしという尊い思想に至る。

惜しむらくは、その一杯である必然性が砂上の楼閣のように見えるところであろうか。
いや、それとも単純に物語として楽しめぬ我が呑兵衛としての在り方故であろうか。

先に待つ一杯に思いを馳せながら、その問いを答えを求めるのはあまりに酔狂が過ぎるのかもしれない。

★★★ Excellent!!!

自宅警備員をしていた『鵜飼大輔』は母親の策により『大沢天音』の元へと連れていかれ住み込みで働くことになる。
そのお店は居酒屋、名を『酒の大沢』

未成年である大輔はお酒のことは全く知らない。だが店主の天音もお酒が全く飲めない下戸である。この2人の元にやってくるお客さんとの日常。

お酒が魅せる喜怒哀楽の物語。そこには生きた証がありこれからを生きる人の礎となる。

日常に起こりうる出来事をお酒を絡めてしんみりと語り語られ、身も心も温まるような人情味溢れる物語。
読んでみませんか?きっと温かい気持ちになりますよ。

★★★ Excellent!!!

非常に心温まる物語でした。
素敵な小説をありがとうございます。
使われている言葉がどれもソフトで読みやすく、登場人物も魅力的で、是非多くの人に読んでいただきたい作品です。

余談ですが、私も性格に男性的な部分があるので、天音に親近感が湧きました(笑)
これからも楽しみにしております!

★★★ Excellent!!!

 日常にありそうな話を小説にするのは、盛り上がりに欠けるという点からも難しいと思っていましたが、この作品は大きな山がなくても成立してしまう凄さがあります!
 なかでも表現が素晴らしい。良い意味で素朴な、綺麗でやわらかい表現を使っているので、心が暖まります。
 お酒の知識が多くを占めるかと思いきやそうではなく、ちょうど良い割合で知識とストーリーを割っていて、楽しく読ませていただきました!