凍りついた時間と、それを溶かす懐旧の情

ノー・サレンダー、降伏という選択肢はない。
この言葉が、今止まりかけていた時計の針を動かそうとしている。

錆びついた唯子の指がそのカメラのシャッターを押そうと思う時、希望の扉が開き出す。

物語は写真が大好きだった唯子が、思い出の詰まった団地にやってくるところから始まります。そこで出会ったのは、記憶の中でしか生きるはずのなかった同級生、小島くんでした。

本当はもっと長いお話に展開するだろうスケールの大きさを感じました。とても胸が熱くなる、素敵なお話でした!
おすすめです!

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