ただに井戸に捨てるだけのバイト。それだけ

言われたものを井戸に捨てるだけで、高収入。ただそれだけなんです。それだけで、13万字を書ける筆者様の描写力には脱帽しかありません。

そんなうまい話あるか、無事終わってほしい、という読者の思いも虚しく、やはり色々起きます。
場所のわからない山奥、圏外のスマホ、朽ち果てた建物、そして井戸。
もう何か起きないはずがないですよね!
そしてさりげなくふりまかれた伏線回収も見逃せません。
物語はそのままホラーだけで終わるかと思いきや、終盤にかかり大きなうねりを伴い始め、予想もしなかった真実へ。

最初から最後まで完成された流れと、一番はなんといっても恐怖の煽り方が非常に秀逸です、サスペンスホラーで入れるべきポイントを余すことなくふりかけられた絶品小説と言えるでしょう。
13万字ですが、先が気になりすぎて二日で読んでしまいました汗