第13話

「ホンバンいきまーす」

ムラサメが小声でいった。

「なに、ホンバンしようとしてん

だよ」

マリアがムラサメのアタマをぐりぐ

りした。

「あっ、なんならマリアさんがアイト

さんに中出ししては?」  

「それじゃあ、わけがわからんだろ」

マリアが半泣きになった。

「マリア、脱出」

ナオとルイカがマリアの手を握って、

教室を出た。


屋上にはステキな風が吹いていた。

マリアとナオとルイカはネット越しに

街の風景を見ながら、おしゃべりに

花を咲かせていた。

「オトコってどうしようもないよねぇ」 

ナオがそういうと、

「ホント。中出しのことしかアタマに

ないんだから」

ルイカがクビをタテニふった。

「でも、オトコノコたちのことキライに

ならないでおこうね」

マリアが絹のような黒髪を風になびかせた。

          

          第一部(おわり)




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

エッチなマリアの中出しOK!!(第一部) @uwm54213

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る