床上手な一撃
倉井さとり
床上手な一撃
ふたりの男が、それぞれ
ふたりの
「あの女は俺のものだぁ!」
「いいや、違うとも! 彼女は、私の
ふたりは、相手への
「もう言葉なんかいらねぇ! お前を
「ならば、口を
ふたりは、
「かかってこい、
「ああ、やってやるとも!
「お前のダチはどうした! なんで本人がこない!」
「彼は
やがてふたりは、
「
「いまさらのことだと
ふたりはなおも
「これで
「
お
ふたりは力の
「
「
「
「
「
「
――ガツン!
――ドスン!
「……すまぬ
『ペチッ』と、
「おもしろくねぇ……」
「……
「だが俺は頭の
言いながらうかべる、そのうすら
やがてそこに、ドレスを着たうつくしい少女と小ぎれいな青年が、
「なんだこの
少女が
青年は、倒れたふたりの男にかけより肩をゆすった。その目はどこか
「どうしてこんなことに!」
少女は頭をかかえて
「おそらくふたりは、
青年は彼女に言った。
「まあ、なんてこと! なんか
少女は
青年は、肩を落としてうなだれて、体を
「
と言う青年の
少女は
「私のために
少女は、
――ベキィ!!
少女は目をぱちくりさせ、手に持つ
「……やだ、私ったら
床上手な一撃 倉井さとり @sasugari
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