第6話 王子の失踪。

王国内はいつもより騒がしくなっていた。


この国の王子が失踪したからである。

国内には戒厳令が敷かれ騎士団と近衛隊が捜索に当たっていた。


「まだ見つからんのか?」


会議室で最初に声を発したのは失踪した子の父親であり国王だった。


「騎士団と近衛隊が捜索に当たっていますが」


大臣が疑問に答える。


「ふむ、まぁあの子供は予備だからな。だが王家の威信に関わる。捜索に当たれ。」


「了解しました」


今年生まれた王子は7人目だから予備に等しい。


国王が席を立ち執務室へ行こうとすると会議室に数人の人間が入ってきた。


「すいません。陛下」


「そうしたマルティネス大神官」


女神教大神官マルティネスだった。

彼はなぜここに来たのか。


「今日の未明、神からの神託を受けました。」


「なに?」


大神官は神託を告げに来ていた。

さてその神託とは。


「第七王子は魔の森にいると」


それを聞いたとき国王は大臣を見た。


「承知いたしました。魔の森に捜索隊を」


その後魔の森に捜索隊が放たれ無事に王子が発見された。

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超能力者が剣と魔法の世界に異世界転生するそうです。 @kokaja

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