◎【003】『 継母の連れ子が元カノだった』 / 作者:紙城鏡介

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別れた直後に義理のきょうだいになった元カップルの話



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 初めましての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。鞘月帆蝶さやつきほちょうと申します。


 第3回で紹介させて頂く作品はすでに書籍化しており、角川スニーカー文庫様より発売中の『継母の連れ子が元カノだった』です。作者は紙城鏡介先生です。



URL : https://kakuyomu.jp/works/1177354054883783581



 以下、概要を説明していきます。



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 まず、内容とは関係ないが一番に思ったのは、『継母』って何て読むの? どういう意味なの? ということ。調べてみると、


 継母ままはは:義母、血のつながっていない母。実の母ではない父親の妻、養子先の母、夫または妻の母などすべてに使う。


 とのこと。


 内容はタイトルの通り、主人公である伊理戸いりど水斗みずとの父が再婚することになり、その再婚相手の連れ子がなんと、別れたばかりの元カノ――結女ゆめだった。というお話。


 二人は付き合っていた中学時代のことを黒歴史だなんて言いながらも、ひとつ屋根の下で暮らす年頃の男女が意識しないなんてこともなく……。


 一人称で水斗目線と結女目線が交互に入れ替わるような形で物語が進行していくという少し特殊な形ではあるが、それがなんとも見事にはまっていて胸がキュンキュンすること間違いなし。


 そんな中で水斗を狙う新たなヒロインが現れたり、二人とは別の元カップルも登場したりと、飽きが来ない展開にはもう先が読みたくて仕方ない。


 カクヨムのラブコメはこの作品なしでは語れない。超代表作ともいえる同居系ラブコメ!



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 と、いったところです。


 

 作者である紙城境介先生は公募の新人賞ですでにデビューされている実力派作家で、文はすごく読みやすいし、なによりヤバいほどキュンキュンするラブコメをお書きになります。本作も第3回カクヨムコン大賞受賞作であり、書籍版は『このライトノベルがすごい!』でも毎回上位にノミネートされるなどその面白さは折り紙付きです。


 超個人的な話をさせていただくと僕はラブコメ作品をカクヨムに投稿しているのですが、本作は僕がラブコメ作品を書くきっかけとなった作品でもあります。こんなキュンキュンするようなお話を書いてみたいと、そう思わされるほどにキュンキュンが止まらない、甘々ラブコメです。


 もちろんしっかりとしたストーリーもあるのですが、先ほどから何度もなんども繰り返しているように、カップルから元カップルの義理兄妹となった二人の日常的なキュンキュンがとにかく素晴らしいです。


 とにかく読むラブコメに困ったらこれを読んでおけばまず間違いない。そんな超人気ラブコメを、是非とも皆さんご賞味あれ!!!


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自信を持っておすすめする、絶対に面白いカクヨム小説! 鞘月 帆蝶 @chata_fuji

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