第10話 「動かざること山の如し」

 電車内で、「動かざること山の如し」だと

部下に説経をしている上司を見た。


 スマホでくぐったら、

「何事にも揺らがない心を持ち、動くべき時までは決して軽々しく動いてはいけない」

という意味になるらしい。


 例えば私は人の言葉をよくきく方だが、「まぁ頑張って」の「まぁ」を頑張りすぎる私を心配しているのか他にいいたいことあるのかどっちなんだろうと悩んでしまうし、人が言ったのも忘れている言葉で傷ついている。


 本来は「動かざること山の如し」の言葉のように、そんな言葉という細かいことにとらわれず全体を見ればいいんだと思う。


 なぜその人が不安がっているのがとか説経ついでに傷つくことをいうんだろうってことを分析して動く論理的な思考ができる時まで、動かないでいいのかな?


 それとも傷ついたことは伝えた方がいいのかなぁと孫子にも信玄にもなれない私は悶々と悩む

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短歌ろうばい 紗里菜 @sarina03

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