おっさんの俺に地球を救えったって、そりゃ無理だろ。

茂利一行は、職場では年下の上司からパワハラを受け、ようやく単身赴任から解放されたにもかかわらず、家には居場所がないという不遇な生活を強いられていた。彼の望みは、夜の散歩中に異星人にさらわれて地球上からいなくなること。生きることに疲れた彼が望む唯一の夢だった。そんなある日、彼は突然ジャクサへの出向を命じられる。余りにも現実的でない話に戸惑う彼だが、更に驚きの事実を告げられる。彼は地球人代表として、地球の命運を賭けてエイリアンと一騎打ちをすることになったのだ。しかも、彼は知らない間に異星人により肉体を改造されており、覚醒することで想像を実体化する能力と無敵の肉体と十代の頃の容姿を手に入れていた。彼を補佐する公安の若き女性職員、暮亜の補佐を受け、戦いに向かう茂利。彼の前に現れたエイリアンはヒューマ…続きを読む