小説完結からはじまる悪役令嬢、短編でも濃厚です!

多忙の決算前、先輩の仕事を補助していた主人公。
気付けば、小説中の悪役令嬢アイリーンになっていて……。

いくつもの攻略ルートを知っているアイリーンですが、
そこにあまり拘らず説明しすぎていないのがとても良かったです。
必要な部分だけがうまく伝えられていて、冗長的にならずバランスが良いと感じました。

本物の悪役令嬢は誰か?
そんなテーマもうっすら匂ってきて面白いです。

小説が終わってから本当の物語が紡がれていく……アルフォードとの関係も気になる感じで、いろいろ想像できて楽しいです。
短編ですが登場するキャラや会話などの展開は濃厚で、読了後は長編を読んだあとのような満足感があります。

素敵な作品をありがとうございました。^-^