作品の中に流れる時間が、何処か懐かしくて心地いい

作品全体の持つ空気感がとてもいい。
日本昔話や昭和史を読んでいるような感覚になり、どこか懐かしさと暖かさとを覚えます。この懐かしさと暖かさは本当に大事なもの。
これがあるからこそ、物語の中の残酷な出来事を人は嫌悪感なく受け入れられるのだから。