瓢箪からモンスター。
- ★★★ Excellent!!!
金にがめつい商売人N氏。
彼は魔法のようなセールストークで、安物を高値で買わせていた。
そんな彼の言霊による力か、恐ろしいモンスターが誕生してしまい……
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取り扱っているテーマにもよるのか、海外の短編ホラーを思わせるような雰囲気。
金稼ぎに貪欲だったN氏にふさわしい(が、若干の寂しさも残る)終わりも含め、ビターな作品です。
何らかの作品というのは、作者だけでなく編集者(翻訳者)や売り手やレビュアーなど、多くの人の手を経ているんですよね。
我々が読んでいる「不朽の」名作だって、作者が当初意図した内容とずれていることもザラなのです。
そう考えると、N氏の「創造」も一概に否定できないのでしょう……