好奇心が猫の命取りになる欧米の諺を思い出す作品

紅いドレスを纏った淑女は情熱的で、鮮やかかつ、艶やかなイメージを持っているのかも知れないし、主人公も危険を感じつつ、もうとらわれているのかも知れない。
淡々と、もう逃げられないような人間心理を書いた作品だと思う。太陽を理由にカミュは小説内で人を殺した、『どうして今日、人を殺すのか?』の問いはどこに行きつくのだろうか?