軍事的な知識、VRMMOという流行も取り入れられている導入で、こういったジャンルが好きな方にはかなり刺さる惹きだとおもいます。
文体はやや硬めですがスッキリとまとめられているので、非常に読みやすく感じます。作風ともあっており流行の会話文多めな作品が好きな方でなくとも楽しみやすいと思います。
物語を読み進めると、VRMMOの用語だけではなく幻痛をはじめ多岐に渡る知識をわかりやすく取り入れており物語の展開を彩っており楽しんで読んでいく事ができました。
特に上手いなと思ったのが戦闘描写です。入り乱れたり激闘といった場面ではなく、冷静に戦闘を行う際の視点が定まっており、主人公の心の声や考え、実際の言葉を文章化して人に緊迫感を伝えるのが上手いと思い非常に興味深く拝読させていただけました。