終盤に進むにつれて、口が閉じてくれない。

【ネタバレあり】
 今、読み終わった感想として、間柄が複雑に絡みすぎて、途中から誰が好きか、誰が兄弟かなど頭に入りきれなかった。タイトルで疑似浮気を見た時から、『ああ、面白そうだなあ』と甘く見ていたが、正直の今の感想として、重すぎた。
 全く、作者さんは疑似浮気を運用しすぎです。途中から、誰を恨めばいいんだがわからなくなりましたよ。
 あと、依存性は恋愛感情というものと違うというのは同意です。依存というものは、単に自分の感情を抑制するための代用品として見ているだけで、恋愛感情と全然違っているから。この感情は自分でも難しいと思っているので、千歌さんが大きくなってから気づくというのも無理もありません。
 しいと言えば、千歌の母親は身勝手すぎです。その感情がわかるからこそ、娘の感情を共感できるものでしょう。何も逆恨みして、娘に八つ当たりをしなくても。。
 一番の被害者は姫さんなんじゃないかと思います。それ以外にしか考えられないです。主人公とヒロインも含めて、自分にとって都合の良い行動をしているばかりなので。。
 最後は、主人公の優しさが染み渡ってきました。ヒロインのことを思ってというのはわかっていますが、やはり二人が結婚ができない形で最終回が迎えたというのは納得できない部分があります。
 PS:浮気はやっぱり恐ろしいです。恋愛感情って科学的に絶対解明できないものでとても複雑、答えは一つだけじゃだめなんですか?

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