チートも無双も無い王道ファンタジー。だけど記憶も無いし言葉も喋らない。

作者 夜葉@佳作受賞

若干?ネタバレ込みです

  • ★★★ Excellent!!!


物語の内容をペラペラ説明してしまうことはありませんが、若干ネタバレ込みだと思います。








 記憶喪失の男が記憶を失った謎に迫る過程で通り魔事件の捜査に発展して、
 盛り上がる戦闘シーンへ続いていく流れは、構成の良さもあって引き込まれました。


 ○良かったと思う部分

『1』記憶喪失

 記憶喪失だから世界の常識を知らない。
 故に設定説明への導入が作りやすいのもポイントですね。
 しかも、その世界では知っていて当然の記憶が欠落
(それでいて問題なく会話が可能な言語はある)
 ということなので、実は異世界転生で現代人的な感覚の持ち主・・・
 だったことになっても


『2』ネオンについて

 個人的に一番キャラが立ってみえたのは、大量のサンドイッチを抱えているところ。
 ミコに対して「渡さねーよ」って感じになってるのがまさしく。
 食いしん坊なのか、はたまたよほどサンドイッチが好きなのか。
 読んでてクスっと来た部分ですね。


『3』伏線周り

 エーテルのくだり、ペンの爆発など、ところどころが伏線になっていて、
 先の展開に上手く繋がっていたと思います。
 ネオンは何故喋らないか、アイヴィの背景など、
 1章は1章としてまとめつつ、次の章へ繋がる仕掛けも良いと思います。



【大剣で期待したもの】

 大剣を紛失するところがありましたね。
 さて、ということは、もしや今後戦闘でピンチとなり、
 絶体絶命となったその時、
「シキ!これを使え!」
 仲間はいつの間にやら剣を見つけ出しており、
 それはシキの元へと帰って来る。
 そして私は言うのです。
「よ!待ってました」
 といった期待をしていたら、なんと敵がパワーアップ的な。
 属性も炎だったので、刀身に炎を纏わせ勇者パース。
 必殺技で突っ込むぞ!
 なんてシーンがあったら、私の好み的にはより最高でした。

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