第3話 ギルド
カルマ達は街の門前まで来ていた
「やっと休憩出来るわぁ…」
「(そうですね、カルマ様!)」
門前では兵士の様な2人が立っていたので中に入ろうと思い、話しかけようと近づくと
「おい止まれ!見ない顔だな、どこから来た?
何故ドラゴンが隣に居る?もしかして魔族か?!」
白を見るなり剣や槍を構えてきたので、白も戦闘態勢になった
「(子供だから舐めてるのですね?)グルルルゥ……」
「ちょっ!?俺達は怪しいヤツじゃないから、ドラゴンは俺の仲間だから武器をしまってくれないか?白もいつの間にドラゴンに戻ってるの!? はぁぁ…」
兵士と白の間に入り何とか戦闘にならずに済んでほっとし、白を抱きかかえて
「俺達は森の中で暮らしてたから、顔も知らなくて当たり前だと思うよ」
嘘をついて、この場をやり過ごそうとしたら
「あの森で住んでた?嘘だろ!?迷いの森で住んでたって有り得ないだろ」
「そうだそうだ、そもそも子供が住める所じゃない…いや、ドラゴンも居てるから大丈夫なのか?ていうかドラゴンなんてあの森に居たか?」
「いや、知らねぇ」
兵士が言い合ってると白から念話で
「(カルマ様、街に入らないのですか?)」
「あっ忘れてた… 剣の兵士さん俺達、街の中に入りたいのですが入れますかね?」
剣の兵士に街に入りたいと言ってみると険しい顔をして
「聞いた所で無いと思うけど君、ギルドカード持ってるか?」
「ギルドカードは持ってないです…」
「だよな…じゃあ銀貨は持ってるか?」
銀貨なんか持っていないので戸惑っていると
「(カルマ様、どうしたのですか?)」
「いや、大丈夫だよ心配してくれてありがとう白
剣の兵士さん銀貨持ってないです…」
「あっそうか、森で過ごしてたら通貨なんか要らないよな…なにか銀貨の代わりになりそうなの持ってないか?」
銀貨の代わりになるものを持ってないか聞かれたので、さっき倒したウサギの角をボックスから取り出して渡すと
「君、ボックス持ちなのか!? しかもこの角はホーンラビットの上位種アイアンラビットじゃないか
これなら銀貨4枚分の価値あるよ ほんとにコレで良いのか?」
目を見開きながら、こっちを見て確かめてくるので
「はい、これしか手持ち無いので中に入れますかね?」
「大丈夫大丈夫! ちょっと待ってて残りの銀貨3枚持ってくるから」
と言って走って街の中に入っていき5分後に息を切らしながら走って戻ってきた
「はぁはぁ…はい銀貨3枚と街の地図ね
地図はオマケで、この道真っ直ぐ行ったら冒険者ギルドがあるからそこで冒険者登録してギルドカード貰ってくれ あとそのドラゴンの為にも従魔登録も忘れるなよ!」
剣の兵士は優しく教えてくれたので
「はい、ありがとうございます!」
こちらもお礼を言って街の中に入っていき冒険者ギルドに向かう。
街を歩いていると
「(人型になった方がよろしいのでしょうか?カルマ様)」
「次からで大丈夫やで、今回は俺も言ってなかったし白が落ち込むことじゃないよ」
「(はい、ありがとうございます……///)」
白の頭を撫でていると冒険者ギルドに着いた
「ここが冒険者ギルドかぁ〜でっかい建物やなぁ」
冒険者ギルドの外壁は頑丈そうな見た目で高さは三階建てで中に入ると横と奥に広く冒険者が酒場で酒を飲んでいたりクエストの依頼を選んでいたり色々な人が居た
「酒臭いし、さっさと冒険者登録と従魔登録しよ…」
たまたま人が並んでいない美人受付の所に行って
「あの冒険者登録したいのですが出来ますか?」
美人受付は水晶を俺の目の前に出して
「はい、大丈夫ですよ それではこの水晶に手を当ててください」
水晶の奥に魅力的なのが2つテーブルの上に乗っかっていて見とれていたら
「どうかされましたか?」
不思議そうに俺の顔を覗きこむ美人受付さん
「いえ、何も無いです! 手を置きますね」
水晶の上に手を乗せると水晶が青く光
「犯罪歴0ですね、ありがとうございます
では、この紙に名前や年齢
職業 スキルなど載っている項目に書いて血を少し垂らしてください」
出された紙には初めて見る言葉が書いてあるが言語共通で読めるし書けるようになっていたのでスキルは誤魔化して
苗字持ちは貴族等が多いってお約束なのでカルマだけ書き血を垂らす
「ありがとうございます!ん?職業魔物使いになっているのですが初めて聞く職業ですね……テイマーの間違いではないですか?」
「いえ、魔物使いであってますよ」
「そうですか…まぁ冒険者登録は完了出来たので今から冒険者ですよ!
私の名前はサーニャよろしくねカルマ君!
GランクからなのでCランク目指して頑張りましょう!
冒険者ギルドのルールを教えますね
まずランクはGランクからAランクまでです
英雄などはSランクらしいのですが今のところ4人しかなっていません
あとギルド内の揉め事はダメ!
もし揉め事があれば両者冒険者登録剥奪になります。
無茶な事をして死に急ぐこともしたらダメです
それとモンスターの、なすりつけ行為もご法度です
分かりましたか?カルマ君」
だいたいの冒険者はCランク止まりでBランク以上は王都の冒険者の猛者しか居ないので
サーニャはCランクと言ったのだろう
「分かりました頑張りますサーニャさん!」
元気よく返事して冒険者ギルドを出ようとすると酔っ払いが絡んできた。
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((。´・ω・)。´_ _))ペコリン
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