ランワン王府の王女として生きるのは……
紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜
作者 雨 杜和orアメたぬき
第一部 出会い
運命の出会い
https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816700429630554473
容貌は美しくも精悍な面立ちだった。
⇒確認です。「容貌」と「面立ち」はほとんど近しい言葉です。これを使い分けているつもりなのか、近しい言葉を重ねて強調したいのか、単に重なるとは思わなかったのか。
「容貌」は「顔(容)の様子(貌)」の意で、「面立ち」は「顔立ち、容貌」の意です。
つまり「容貌」と「面立ち」はほとんど同じ言葉です。
「容貌は美しくも精悍だった。」「美しくも精悍な面立ちだった。」のいずれかを選んだほうが一般的にはよいですね。
その日、わたしが恋に落ちた瞬間だった。
⇒サブタイトルを「運命の出会い」に寄せていただいたので、ここも
⇒その日の出会いは(まさに)運命だった。
としたほうがよいと思います。
第二話サブタイトルが「恋に落ちた日」で、こちらのラストに「わたしは恋に落ちた。」とありますので、第一話は「運命」を推したほうが初見の女子は魅力的に感じるはずです。
「運命」「宿命」は恋愛ものの華ですから、全面に推したほうが期待値はより高まるはずですよ。
「恋に落ちる」は一箇所でズバッと記したほうが印象的ですので、サブタイトルで二話に移したら「わたしは恋に落ちた。」にだけ置いたほうが効果的だと思います。
第一話は「運命」を推し、第二話は「恋に落ちた」を推す。
これで掴みは万全ですよ。
恋に落ちた日
https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927860215348784
「あなたの、お名前は」と聞いた。
⇒ここは、
「あなたの、お名前は」と聞かれた。
⇒と直していただきたかったところですね。私の指示がわかりにくくてすみません。
江湖に囚われた美しい姫
https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927859929419722
運命の時が近づいた。
⇒この一文で、読み手が第一話サブタイトルに導かれてそちらへ意識を馳せます。
つまり回想シーンから戻る合図になっているのです。
ここはよい判断ですね。
ランワン王府の王女として生きるのは……
https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927859929431729
母の後ろ盾を失った父にとって、王座は座り心地の悪いものだった。
⇒「王座は座り心地の」は「座」の字が近いのが気になります。
「王座は」を省いても通じますので、もし「座」の字が気になるようなら消してみてください。
彼は母方の従兄弟で王族でもある。数年に及ぶ隣国アロール王府との国境紛争を解決して、華やかに軍を引きいて凱旋した。
⇒「軍を率いて」ですね。王光苑は「麻莉より年上」でしょうか「年下」でしょうか。従兄弟と書くと二人いるように感じられるので、ミスリード目的でなければ、「従兄」「従弟」のどちらかで表記しましょう。
※ここで回想シーンが終わるとのことで、構成としては同時に第一部が終わるのかな?
それとも政変が起こる手前までは第一部なのかな?
少なくとも、第四話までの展開はよいと思います。
第一話、第二話で掴んだ女性は、ブラウザバックするかしないか迷い始めるところです。
第四話のラスト、
「そんな時、わたしはリュウセイに出会った。」
で、本格的に物語が動き始めると示せてはいるので、ここまではなんとか読んでくれるはず。
第五話で恋愛感情の一端でも描かれていたら、また恋愛好きは食いついてくるかな。ここからの展開次第で、どこまで初見さんを引き寄せられるかが決まります。
ちょっと難しいでしょうけど、なんとかものにしましょう!
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