おススメ作品です。是非!
- ★★★ Excellent!!!
【読む前に”作風”を予想】
チェイサーとは、追う者、追撃者の意味らしい。 と、いうことはドラゴンを追う者たちがいるところに、追放されてしまった主人公の物語という事は明らかなわけだが。俺が思うに、この作者さんはモノによって作風を変えてくるのではないか、と思っているんですよ。スピード感を出すなら、会話が多め、重苦しさを出すならモノローグが多くなる。独特の個性を押したいのであれば、コミカルさも+される。なので、予想としては、コミカル×スピード感のある作風なのではないかと思います。
【印象に残った、感動、凄いと感じた部分】
これは!書き出しが好きですね。予想外です。世界観はモノローグや説明で語られることが多いのが、SFやファンタジー。しかし、この作品は「」で始まっている。ネタバレになってしまうので詳しくは書きません。冒頭「」には”注意を引く”という効果があります。これに対しての、主人公(もしくは登場人物)たちが反応を示している。これは、読者が、感情移入またはシンクロやリンクしやすい状況となる。つまり冒頭からいくらも立たないうちに、読者は物語の住人となるわけです。とても読みやすく、分かりやすい。こういう世界観の説明の仕方は、初心者には嬉しいです。SFが初めて、オリジナル世界にどうも苦手意識があるというかたに、優しい始まり方です。これなら読みたいと思わせる作品。
【自分が主人公の立場だったら】
5000文字まで読んでなのですが、これ面白い!
自分は映画版のトランスフォーマーが大好きなのですが、あの興奮を思い出した。
で、主人公の立場でですか?いやいや、こんなの勝てませんて。安全なところで、眺めているに違いない。
【物語のその先を妄想】
この後、どうなるのか。一ページ目と二ページ目でガラッと空気が変わります。恐らく、主人公にとってはファーストコンタクトなのでしょうね。初めての遭遇で、戦闘に参加できるとは思えません。しかし、物語が続いているという事から、これはまだ序章に過ぎない。自分が思うに、この主人公はゆくゆくはチームを作り、それぞれの個性を生かしたスタイルで戦うチームリーダーに成長していくのではないか、とおもっています。