こちらの作品、エッセイになります。舞台は夏。いまとは違い日が長く、いまだに夕暮れている七時半過ぎのこと。仕事に疲れて家に帰ってくる娘さんと、それを気遣うお母さん。家族の何気ないやりとりや会話、それから思い出。つづられるのは、どこにでもあるような日常ですが、読んでいると、心に迫るものがあります。語りのやさしさや、思わずほほ笑むやりとり。辛い日に読んでしまうと、ほろっと泣いてしまうのではないかと思うほどです。だけど、かならず元気になれるんじゃないかと思います。なにかと大変な世の中ですが、このエッセイを読めば、きっと前向きになれると思います。
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