第6話

秋月さんの出発の日、僕たちの学校は人数が少ないのでみんなで秋月さんを見送ることになった。

近くの駅に着くと担任の先生は

「秋月さん、短い間でしたが、ありがとうございました。」

そう言って別れの挨拶をした。

「私も短い間でしたが、楽しかったです。ありがとうございました。」

秋月さんは微笑みながらそう言うと、僕の方に近づいて来た。

「ありがとう。大好き、私はずっと待ってるから。」

と小さな声で言って僕にキスをした。みんなが見ていた。

彼女が僕から離れて行く。

「必ず会いにいくから。」

はっきり彼女に向けて言った。


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月光少女 東雲才 @chocolatejunkie12

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