やっぱり素敵な世界だー!!呼吸音のファルセットまでひしひしと空の相談所へつながる、真夏の二角形。朝が昼になる午後の雨でした。
読んでいて、なにか言い表せない不快感と言うか不愉快さがふつふつと湧いてくる。それなのに次の文を読みたい、読み進めたいと思わせる魅力があるんですよね。
題名の「さわる」は「触る」が一番多く使われていると思うが、こちらはどちらかと言えば「障る」の風情がある。 白い線を踏んではいけない小僧。子供を叩く両親。 郵便ポストに詰め込まれた裸の少年少女たち。 外ではお祭り。 小僧の最後の姿。 異界のような、非日常の中に誘う一作。 是非、ご一読下さい。