漂う酸素を読む

ストーリーと言うよりは、世界観を読むような作品。
それも外に広がっていく世界ではなくて、内側へ落ち込んでいくような世界。

一文字一文字に謎が施されている。
それは私だったり僕だったり君だったり。
彼ら(彼女ら?)が見ていた光は、多分願望なのだけれども、近寄ってしまえばそれはもう光などではなくて。

この世界にある、漂う酸素に目を凝らして見てください。
そこになにがあるのかは多分人によって変わるものだと思います。