第2話共同生活スタート

ひょんなことから知らない男性と知り合い

今新しい家に向かっている。

「自己紹介してなかったね。僕は優だよ。君の名前は?」

「私は桃果です。どんな家なんですか。」

「僕が大家でそこに住んでいるよ。君も含めたら9人だな。」

「そんないるんですか、部屋共同とかあるんですか」

優は心配している桃果とは反対におおらかに微笑んでいた。

「心配しないでちゃんと部屋はあるよ。一人暮らしの最低限は

あるよ。それにみんなで一緒に入れる大部屋とか中庭あるよ。

無理に仲良くしなくていいよ。それぞれのペースがあるからね。

でもみんな気さくだしいい奴多いから君もきっと楽しめるよ。」

ホッとしたようなまだ不安が入り混じっている桃果。

「あと桃果ちゃんの荷物は篠崎におねがしてあるからそろそろ部屋についている頃かな」

この人何者と気になり始めたときには着いていた。

桃果は驚いた。

完全なる高級住宅って感じで想像以上に大きかった。何よりも入り口に噴水があることが驚きだった。

「ここが玄関」

気がついたらもう入り口だった。

「おかえり優ってやっぱり新しい住民だったんだ」

「突然篠崎さんと業者さんが来てびっくりした。それよりもようこそ」

すごくフレンドリーな人たちだと快くおかえりは何年ぶりだろうかと痛感していた。


「みんな集まって、新しい住民だ。」

そこに何人か一斉に集まった。

「紹介します、桃果ちゃんです。今日からここに住むことになたんでよろしくね。」

「桃果です。OLです。よろしくお願いします」

拍手が起こり温かい視線と笑顔で優しい場所だと感じた。

「俺貫太だよ!車関係で働いています!」

「俺純です。美容師やっています。いつでも桃果ちゃんの髪切ってあげる。」

「純〜贔屓ひどいってば、あたしは真奈だよーアパレルでーす」

「真奈も翼ももう笑。私は葉月で経理担当です。何か困ったことがあれば相談にのるよ」

「功太です。普通の会社員です。」

すごくいろんな職種で個性豊かなメンバーなのでこれからどんな生活になるのかわくわくしてきた桃果。

そのとき貫太と葉月が

「あれ?修二は?」

「相変わらずだねぇ。ましょうがないんじゃない?」

みんながある扉の方向に目を向けていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

白桃と白百合 @solyutt

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る