少年の孤高の戦いに、手に汗握ります。

異様で過酷な運命を抱えた少年少女たちの物語。人間とは……という実に深い堪えがたい問いを抱えるなんとも苦しげな主人公なのですが、その決死の生きる姿勢に涙を誘われ、時に悲しみが綻ぶ姿にほのぼのともさせられる。

時代劇風現代劇とでも言ったらよいのか、特定のジャンルに収まりきれない新しい意欲的な作品と感じました。

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