『人間とは…』作者の哲学と名言が織りなす、至極のファンタジー!

 まず、この作品……だだごとでは無い!
ネタバレを含みたく無いので、抽象的な表現となりますが、
人間という生き物の持つ『業』や『情』
その複雑で複数の感情を、まるで絹糸の様に紡いでゆくストーリー。
 そして、その美しい糸は読者の心を締め付け、また、優しく包んでもくれます。
 作中の表現と描写は、時に深い沼の様に、またある時は夏の青空の様に…
 もう名言だらけで、その美しい旋律に鳥肌が立ってしまうことは間違いないでしょう。
 序盤から面白いのはもちろんのこと、中盤以降のブーストのヤバさは、名作と呼ばれる作品に起こる症状そのものです!
 私がカクヨムで読んだ現代ファンタジーの中で、間違いなく一番と言い切っていい素晴らしい傑作です。
 もはやこの作品は、タダで読ませていいレベルじゃ無い!
 是非、皆さんも素晴らしい読書体験を感じてみてください!

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