泣いたトンボと陽の光

辻 長洋(つじ おさひろ)

泣いたトンボと陽の光

 コンコン。


ノックの音が部屋に響く。


手にお盆を持った看護婦が、「失礼します。」

と言って部屋に入ってきた。


「先生、お蕎麦が来ましたよ。」


そう言うと彼女は、器の乗ったお盆を机の上に置いた。


僕は手に持っていたペンを置き、


「ああ、ありがとう。」


と言って、お盆に乗ってきたざる蕎麦の蓋を開けた。


「先生、本当にざる蕎麦がお好きですね。」


少し笑いながら彼女が言った。


「今日もこんなに暑いんだ。蕎麦だって食いたくなるだろ?」


「先生は夏じゃなくてもお蕎麦ばかりじゃないですか。」


「冬に暖かい部屋で食べる蕎麦は絶品だからね。それに、桜を見ながら蕎麦をたぐるのだって素敵だし、紅葉を見ながら食べる蕎麦なんか3倍は美味いじゃないか。」


「はいはい。ちゃんとネギも食べて下さいよ。不摂生を叱る立場の先生が脚気になったなんて話が町に広がれば、表を歩けなくなっちゃいますよ。」


「分かってるよ。これでも健康には気を使ってるんだ。」


そんなやり取りをしばらくして、彼女は部屋を出てお昼休みに入った。


つゆの入った容器の蓋も開け、箸を取って「いただきます。」と呟き蕎麦を食べ始める。


たぐった蕎麦を咀嚼しながら、ふと窓の外を見た。


今日もいい天気だ。


8月に入ってからと言うもの、これといった悪天候も無く、毎日快晴が続いている。


「...........。」


こんな夏の日差しを見ていると、いつも子供の頃の事を思い出す。


ここ最近の日差しに勝るとも劣らない、そんな暑い夏の日に、一人の女の子と出会った事があった。

 ──────────────────

 あの時を片時も忘れた事は無い。


僕が13の頃の夏休みだ。


当時東京に住んでた僕は、夏休みのお盆の時期に両親と三人で父親の実家へ帰省する事になった。


あまり旅行をした事が無かった当時は、あっという間に窓の外の景色が移り変わっていく様に興奮していたのをよく覚えている。


父の地元は、かなり田舎だった。


町は海に面していて、港や船工場がいくつもあった。


到着したその日は、慣れない長旅に疲れてすぐに寝てしまった。


次の日、両親より早くに目を覚ました僕は、早起きの祖母と二人で朝食を食べた。


確か、朝の8時少し前ぐらいだったと思う。


朝食を食べ終わった僕は、暇を持て余していた。


ゲームも漫画も何も無い祖母の家は、都会育ちの僕には刺激が足りなかった。


家に居たって横になるばかり。


そう思って僕は、祖母に一声かけてから散歩に出かけたんだ。


外に出ると、歩いているだけで空気が澄んでいるのがよく分かった。


都会の暑苦しい暑さではなく、日差しこそ強いけれど、僕にはとても気持ちのいい暑さだった。


そう、今でも覚えてる。


僕はこの時、何の気なしにふらっと神社に立ち寄ったんだ。


祖母の家の脇にそれたら、長い階段があったから、登ってみただけ。


本当に、それだけの気持ちだった。


長い階段を登ると、涼やかな境内に出た。


その時、僕の目に映ったのは、境内の脇で遊ぶ一人の女の子だった。

───────────────────

 その子は、Tシャツにショートパンツ、長い黒髪と頭には麦わら帽子を被っていた。


格好こそは涼やかで健康的なのに、外の強い日差しに似つかわしくない、透き通るように真っ白な肌をしていた。


多分、時間にすればほんの2〜3秒くらいだったと思う。


僕はその子の纏うどことなく儚げで幻想的な空気感から、思わず見つめてしまった。


すると、その子がふいにこちらを振り向き、ふと目が合ったんだ。


その時僕は、目を逸らすべきか話しかけるべきか迷ってしまい、一瞬体が動かなくなってしまった。


一瞬ながらも固まってしまった僕に先に話しかけたのは、その女の子だった。


「ねえ!」


というと、その子は僕に近づいてきてこう言った。


「君、あんまりこの辺で見かけないけど、都会の人?」


その子に話しかけられた事で固まっていた体がふっと軽くなり、僕は言葉を返した。


「あ、うん。東京から来たんだ。おじいちゃんのお墓参りにね。」


「ふぅん...。」


そう言うと彼女は、物珍しそうに僕の顔を見て、こう言った。


「ね、君、東京から来たってことは、この辺の事、あんまり知らない?」


「ん、うん、そうだね。両親が忙しくて、最後にこっちに来たのも僕が覚えてないような頃だから、この辺りはさっぱり分かんないや。」


そう言うと彼女は、八重歯の似合う笑顔を僕に向けて言った。


「それじゃ、私が案内してあげる!私もこの辺、ちょっとだけ久々だから、軽く見てまわりたかったの!」


「一人でまわったってつまんないし、君もこっちにいる間は一緒に遊ぶ友達も居ないでしょ?」


「ね、どう?一緒に行かない?」


彼女の言う通り、こっちには一緒に遊ぶ友達も居らず、祖母の家には退屈を凌ぐゲームや漫画も無い。


特にやることも無かった僕は、その提案に乗ることにした。


「あ、いいよ。もちろん!」


それを聞いた彼女は、目を輝かせて僕の腕を掴んで言った。


「決まりっ!じゃあ行こ!時間がもったいないし!」


そう言って彼女は、僕の腕を引っ張って走り出した。


「うわっ!ちょっ...!」


僕は彼女に腕を引かれ、追いかけるように駆け出した。

───────────────────

 駆け足で神社から出ると、彼女に町の色々な所を案内された。


あの頃教えてくれた事は、多分皆覚えていると思う。


神社の下の道路沿いにある木で、カブトムシが取れる事。


海沿いのバス停の角に、ツバメの巣がある事。


駄菓子屋のおばさんに、その日の日付をかけ算した数字を言って正解すると、アイスを一日一個サービスしてくれること。


都会で育ち、虫取りなんかもあまり出来なかった僕には、とにかく刺激がいっぱいだった。


彼女と町中駆け回っていると、すぐに時間が過ぎていった。


僕達が気がついた頃には、もう日が傾きつつあった。


海沿いの歩道で、サイダーを飲みながら涼んでいると、彼女が口を開いた。


「ねえ」


「ん?」


「君は、いつ頃帰るの?」


「えーと...」


「3日後の朝、だね。」


「3日後...かぁ...。」


僕達の間を涼しい風が吹き抜けていく。


「ね、君、明日も暇?」


「あー、明日はお墓参りとか、おばあちゃん家の片付けとかでちょっと忙しいかも。」


「じゃあ明後日!明後日は?」


「あ、明後日なら大丈夫だけど...。」


その時の彼女の目から、何か決意めいたものを感じてたのを覚えてる。


それで少し、気押しされてしまったんだ。


「じゃあ明後日、朝9時に海沿いのバス停で待ち合わせね!」


「え、う、うん。いいけど...。」


そう言うと彼女は、向こうの方へと駆け出して行った。


少し走った所で立ち止まり、振り返って叫んだ。


「絶対来てね!!」


そう言い残し、彼女は走って行ってしまった。


この時の彼女の声が、どことなく涙声に聞こえたのは、きっと僕の気のせいじゃ無かったんだと思う。

───────────────────

 次の日。


僕は家族と共に祖父の墓参りに行った。


しかしまだ幼かった僕はすぐに飽きてしまい、焼香だけを上げると少し抜け出して、お寺の向かいにある神社の方へ歩いた。


神社を鳥居からではなく、横の木々を抜けて入っていくと、大きな鐘の前に、誰か居るのが見えた。


僕は少し近づいて、木の陰からこっそり覗いてみた。


鐘の前に居たのは、人が違うほど固い表情をしている、昨日この神社で出会った彼女だった。


彼女は財布から小銭を取り出し、賽銭箱に向かって投げると、鐘を鳴らして手を合わせた。


僕は、彼女のその表情を見て、声を掛ける勇気が出ず、木陰でじっとしていることしか出来なかった。


すると、彼女が突然お腹を抑えて目の前の賽銭箱に手をかけた。


見た感じ、かなり苦しそうに見えた僕は、木陰から飛び出し、勇気を出して彼女に声をかけた。


「ね、ねえ!大丈夫!?」


僕がそう言うと、彼女は驚いた様にこっちを見た。


すると、僕の顔を見るなり、すぐに駆け出して行ってしまった。


慌てて追いかけたが、土地勘のある彼女はすぐに姿を消してしまい、僕は心にもやを残したままだった。

───────────────────

 次の日。


確かあの日は、前日の事が気になってあまり眠れなかった。


彼女の事を心に残しながらも、朝食を食べて、待ち合わせ時間に合わせて家を出た。


待ち合わせ場所のバス停へ向かうと、そこには既にあの子が居た。


「ごめん!遅れちゃった?」


僕の声に振り返ると、


「あ、ううん。私が早く来ただけ。」


と答えた。


あの時、僕は振り向いた彼女の顔に、何か違和感を覚えた。


その違和感の正体は、すぐに分かった。


「あれ、唇、どうしたの?なんか傷が出来てるし、少し血も出てる。」


彼女は、ハッとティッシュを取り出して唇を拭いて言った。


「ごめんごめん、私、昔から凄く唇が乾燥しちゃって、たまに割れちゃうんだ。」


「そうなんだ。」


「それじゃ、行こっか!」


「あ、うん。今日は何するの?」


「遊ぶ!」


「そ、そうじゃなくて...」


「とにかく!私に付いてきて!」

───────────────────

 その日も、本当にあっという間だった。


彼女に引っ張られるがままに、色んな遊びをした。


僕のノコギリクワガタが、彼女のカブトムシに板の上から投げ飛ばされたんだ。


逆に靴飛ばしじゃ、僕の方が遠くに飛ばせた。


彼女は「飛ばす時サンダルが足に引っかかった」と言って膨れていた。


僕の知らない遊びも沢山あって、とにかく楽しかった。


日が傾くまで遊び回った僕達は、また同じ海辺の歩道で、サイダーを開けた。


涼しい風に吹かれながらベンチに座ってサイダーを飲んでいると、彼女が突然立ち上がった。


「ねえ」


「ん?」


「明日だね、君が帰っちゃうの。」


「ん...、そうだね...。」


「楽しかった?この3日間。」


「うん。もちろん。僕の知らない遊びとか沢山出来て、凄く楽しかったよ。来年もまた来たいな。」


「そっか...。良かった。」


「.........。」


手すりの方まで歩いていき、手すりに手をかけた彼女は、何か意を決したように言った。


「私ね、多分...。」


「来年...居ないと思う。」


「え、ど、どうして?」


きっと、この時の僕の疑問は妥当だった。


だが、今になって思い返せば、その一言が彼女にとってどんなに残酷だったかと思う。


「私...ね...」


彼女の声が、震え声に変わった。


「末期ガン、なの...」


その時にかいた汗の感じは、今でも思い出せる。


じっとりとしていて、それでいて妙に涼やかで、とにかく気持ちが悪かった。


「え...?」


「今年の夏...越えられないかも...って...」


「あ、あの...」


その時の僕の判断が正しかったかは分からない。


ただ、彼女の近くに居てあげたかった。


手に持っていたサイダーを置き、彼女の前へ歩いて行った。


彼女の肩に手を置き、出来るだけ優しく、出来るだけ優しく、彼女の顔を覗き込んだ。


彼女もそれに気付いて振り返る。


分かっていた。


彼女の顔は、涙でぐしゃぐしゃになり、唇をキュッと噛み締めていた。


「ううぅぅぅうう.....!!!!!」


彼女は、僕にしがみついて、泣いた。


この時の僕はまだ、声を掛けようとしていた。


彼女の負担を和らげられるような、優しい言葉を。


次の言葉を聞くまでは。


「うっくっ...!!!」


「し、しにっ.....」


「...?」


「死にたく...ないっ.....!!!!!」


「死にたく...ないよぉ...!!!!!!」


あまりに、真っ当な叫び。


そしてあまりに、無力な叫びだった。


「どうして...どうして私なのっ...」


「嫌だっ...嫌だよ...」


「まだ...」


「まだ...やり残したこと...」


「沢山っ...あるのにっ...!!!!」


彼女に出会った時からあった不思議が、次々に消えていく。


どうしてこの日差しの強い町に住んでいて、真っ白な肌をしているのか。


どうしてこの町の出なのに、町を回るにあたって僕に声をかけて来たのか。


きっと、今よりずっと小さい頃から、病院で過ごして来たんだろう。


だから、この町の友達もあまり居なかった。それで見慣れない僕に声を掛けてきたのだろう。


今朝の唇の傷もそうだ。


今のこの姿を見ているから分かる。


彼女は、何かを我慢する時に唇を噛み締める癖がある。


一昨日の様子から察するに、今日が僕に病気の事を打ち明ける、最後のチャンスだと考えたんだろう。


それできっと、僕が来る前に決意が揺らいだんだ。


すぐに去ってしまう友達に、このことを伝えるべきかどうか。


そして、それを考えているうちに、涙が出てしまった。


でも彼女は、友達に会うんだからと、唇を噛み締めて我慢していた...。


彼女の涙は枯れる事を知らず、ずっと流れ続けた。


「うっ...くっ...」


「薬もっ...毎日飲むからっ...」


「うぐっ...」


「手術だってっ...まだまだ我慢するからっ...!」


その悲痛な叫びは、僕ではなく、僕よりももっと上に居る、別の誰かに向けられていた。


そんな彼女に声をかけるには、僕はまだ、あまりに幼すぎた。


「ううううぅぅぅ.....!!!!」


「うわああああああああん.....!!!!!」


そんな彼女の叫びも無駄な足掻きと嘲笑うかのように、波の音が攫っていった。

───────────────────

 次の日の朝。


僕は一睡も出来ないまま、列車の待つ駅へと向かった。


駅の周りに、彼女の姿は見えない。


昨日のあの後、僕は彼女が泣き止むまで傍に居続けた。


彼女が落ち着いた後、僕が彼女に言ったんだ。


「ねえ、約束をしよう。」


「...約束?」


「うん。」


「君は生まれ変わっても、ここで僕を待ってて。」


「...君を?」


「うん。僕は、どんなに時間がかかっても、必ずここに君に会いに戻ってくる。」


「...........。」


「だから、その時にまた遊ぼう。これでお別れじゃない。」


「.............。」


「うんっ.....」


「また会えるのっ...ずっと待ってる...!!!」


「うん!」

───────────────────

 それから二ヶ月ほど経った頃だった。


僕宛てに、彼女の死を報せる手紙が届いた。


約束をした。


また会えると、自分で言った。


あれは、その場凌ぎの言葉なんかじゃなかった。


しかし、涙が止まらなかった。


あの時の感覚は、今でも残っている。


彼女の死に対して、涙が止まらなくなる。


しかし、ふと窓の外を見てみると、外にはいつも通りの日常が流れている。


そんな光景を見ていると、彼女の死が嘘だったのではないかと思えてきて、涙が止まる。


だけど、また彼女の死に涙が溢れ出てくる。


そんな状態が、暫く続いていた。


あの頃だった。


僕が医者になろうと思い始めたのは。


初めは、彼女の様な患者を救いたい、なんて格好のいい思いではなかった。


ただ、彼女の深く関わっていた世界に身を置けば、いつかひょっこり出逢えるんじゃないかと、心のどこかで思い続けていた。


大学を出て、医者になり、30を過ぎた頃に独立して、町医者になった。


町医者を始める場所は、ずっと決めていた。


父親の実家の町に、診療所を設けた。


来る日も来る日も、僕は彼女を待ち続けていた。

───────────────────

 コンコン。


ノックの音が部屋に響く。


「失礼します。」


「先生、そろそろ午後の診療の時間ですよ。お蕎麦の器、下げちゃいますね。」


「ああ、ありがとう。」


「午後の診療の準備は出来てますか?」


「ああ、大丈夫。次の方を呼んでくれ。」


「はーい。」


そう言うと看護婦は、扉を開けて受付へ戻って行った。


暫くすると受付の看護婦が、患者を呼ぶ声が聞こえた。


ドアがガラッと開く。


「失礼しまーす。」


その扉からは、褐色の肌に長い黒髪の、涼し気な格好をした女の子が入ってきた。


「はい、お掛けください。」


少女が椅子に腰を落とす。


「今日はどうしました?」


「あの、友達と鬼ごっこをしてて、それで転んで頭を打っちゃって、私は大丈夫だって言ったんですけど、皆が念の為診てもらった方がいいって言うから、検査に来たんです。」


「分かりました。では、準備しますので、そこの扉を出て右の突き当たりにある部屋でお待ち下さい。」


「はーい。」


少女はそう言うと、椅子から立ち上がり部屋を出た。


自分も椅子から立ち上がり、検査部屋へと向かった。


窓越しに機械を通して少女の頭を写す。


検査結果に目を通し、異常が無いことを確認してから、扉を開けて少女の居る部屋へ出た。


「あ、どうだった?先生。」


「ええ、特に異常はありませんでしたよ。至って正常です。」


「良かった。はー、待つのが長くて疲れちゃった。」


「今日は少し混んでましたからね。長い間待たせてしまったようで、すみません。」


「あ、そうだ、ね、先生、お礼にいい事教えてあげる!」


「なんです?」


「神社近くの駄菓子屋のおばあちゃんにね、その日の日付を掛けた数字を言って正解すると、一日に一回だけアイスを一本サービスしてくれるの。」


思わず頬が緩んでしまう。


「そうなんですか!じゃあ、私からも一ついい事を教えてあげます。」


「え、何!何!」


「神社の下の道路沿いの木で、大きなカブトムシが採れますよ。」


「えー!本当!?」


「ええ、ノコギリクワガタなんか目じゃないぐらい大きなカブトムシがね。」


「ありがとう先生!今から皆に内緒で行ってみる!」


「車に気を付けてね。」


「うん!それじゃ!」


そう言い、ドアノブに手をかけた所で「あ、そうだ。」と呟き、立ち止まって振り返った。


「先生、ありがとうございましたっ!」


「次はもっと早く呼んでね」


綺麗な唇ではにかみながらそう言い残し、少女は部屋を出ていった。

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泣いたトンボと陽の光 辻 長洋(つじ おさひろ) @tsujifude-shihan

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