巨人伝説

阿佐ヶ谷ピエロ

巨人伝説

「ジョンストン博士! 見えてきました。」

うむ。3ケ月の航海でやっとたどり着いたか。

ここが、あの巨人伝説の島「巨人島」なのか。早速、我々調査隊は、その伝説の島に上陸をはたし、翌日から島の探索を始めたのであった。

そして、3日目。ついに、巨人の痕跡ともいえる、巨大な足跡を発見したのである。

「博士。ついに見つけましたね。あとは、巨人そのものの発見があれば、世紀の大発見になります。」私は、浮き足立つのを必死に抑え、冷静を意識した。

それから一週間が過ぎようとした時の事だった。

調査隊の一人が、ここから2キロ先の谷間で巨人らしき人影を見た、と言う報告を受け、早速現地に向かった。

そして、それは居た。

身長は、我々の5倍、いやそれ以上で、身なりは、我々とさほど変わらない様相であった。

彼らは、決して危険性がない様であった。

そして、お互いに歩み寄り、間隔が1メートルもないほど接近した時、彼らの一人が言葉を発した。


「やっと、この[ 小人島 ]で、小人族を見つけた」と。


           終わり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

巨人伝説 阿佐ヶ谷ピエロ @20060204

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ