家には柿の木が二本ある。隣接して植えられた二本に行き渡る栄養が偏るのか毎年交互にしか実をつけない。その年は不思議と両方に実がついた。そんなとき……。木を兄との関係のように見いだすのが深いです。切ないお話でした。
今はカクヨム低浮上です。 チャット小説アプリpeep公式作家(2作品作成)。 10文字ホラー1に3作品収録。 10文字ホラー2に1作品収録。 10文字ホ…
兄と生き別れ、養子に出された主人公。家族を慕う気持ちがありながらも、一緒に暮らすことは叶わず、柿の木に兄への想いを寄せます。切り刻まれ、切り捨てられたのは誰なのか。一見すると主人公のように思え…続きを読む
短い中に肺を絞られるような切なさが詰まっている。心がざわつき、息が震えました。このような悲しみと理不尽が、生にありふれていて、どうしようもなく共感してしまいます。
旧家にある2本の柿の木。長年交互に実をつけてきたのだが、ついに切られてしまうことに……。短編とは思えぬ完成度です。これ、2000字もないんですよ。なのにすべての情景が目の前に画像として浮かん…続きを読む
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