恋愛クソザコJKが挑む、踏切前の20分1本勝負

作者 六木女ツ由

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★★★ Excellent!!!

ご縁があり、この物語に出会いました。読み終えましたので、レビューさせていただきます。

本作は開かずの踏切前で待っている主人公の元に、一人の女子高生が現れるところから始まります。そんな彼女は、主人公が働くレンタルビデオ屋さんの常連でした。

そうして始まったのは、彼女の必死の恋の戦い。駆け引き、ハッタリ、敵城視察のなんでもござれ。兎にも角にも情報を引き出し、自分を高く見せるんだッ! タイムリミットは踏切が上がるまで。長くて短い彼女の戦いの火蓋が、今まさに切って落とされたッ!

飄々としているようで、その実必死な彼女の様子は、見ていてほっこりしてしまいました。青春、してるなぁ。

恋に悩む彼女の短期決戦。他の皆様も是非読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

本作の構成は、良いのか悪いのか。

事前知識なしで第一話を読んだとき、正直に言って、これから何が起きるのか分からないところがあります。やめようかな……と思わなくもありません。

しかし、そこからぐいぐい来るんです。物語は20分1本勝負。恋愛を描くにはあまりに短い、瞬間と呼ぶに相応する短時間。その中でたたみかけ驚きの結末にたどり着きます。

主人公は恋愛の「クソザコ」なのでしょうか。「巧者」なのではないかとも思います。

★★★ Excellent!!!

とにかくヒロインが可愛いですね!
また、主人公である店員さんには「 」付きの台詞が無い為、主役である女の子のキャラクターが引き立ちます。まるで自分自身が主人公の上質な美少女ゲームをプレイしているような感覚で、夢中で読み進められました。
終わり方も爽やかに余韻を残してくれる感じで読後感も良く、とても素晴らしい作品でした!

★★★ Excellent!!!

以前からライトノベルにあった無条件で主人公を好いて下さる物語だと感じました。あるいはふとしたきっかけで主人公を好いて下さる物語でもあります。
郷愁の想いを感じました。
古き良き伝統を引き継いでいる世界観を感じ取りました。
しかし、技巧が独特です。
主人公に一切台詞がないのに物語が成立なされています。
そして、エンディングが良かったです。
始まりの終わりといった形で締め括るのも良かったです。

★★★ Excellent!!!

ワタシらが女子学生の時はのぉ、防空頭巾被ってぇ、モンペ姿じゃった.. 。

「そんでノオ、あん時は蒸気機関車なんぞでは無くて、いっつも空の上に『ビー二十九』が飛んでてのぉ。ワタシら何時も怯えてたんじゃぁ..。

良かったのぉ。
蒸気機関車の踏み切りを二〇分も、イノチの危険を気にするコトなど無く、優雅に待っていれる御国が、今の大日本帝国かえ?」


ワタシも、アンタらの時代に一緒に生きて、こんな乙女の恋愛集なんぞ、時間が許せる限り、読んでみたかったわ.. 」




ピース。







★★★ Excellent!!!

JKが自身に話しかけてくる店員さんと一時の間、会話をするという内容なのですが、言葉の伝わり方がリアルで徐々に恋愛寄りな話になり、実際にこの場を体験しているような錯覚になりました。
地の文の書き方が独特だからでしょうか。この発想は斬新でとても良いと思います。

えっ、声で作品を表現するコンテストに合わせた物語なんですね。最後の余韻を持たせる終わらせ方も流石です。
他の読者さんと同じく、私も『続きは?』ってなってしまいました。

★★★ Excellent!!!

踏切が開くまでの20分で何とか距離を縮めようと画策するJKちゃんの意地らしさに思わずニヤニヤしてしまいました!
こえけんのコンテスト用作品としての設定の上手さや掛け合いの心地よさ、そして胸が甘酸っぱくなるラストにはお見事というほかありません。
ツンデレが好きな方もそうでない方も、是非とも読んでいただきたいです!!