第21話 白鳥の歌

昏倒していた兵たちが目覚めたのは、闘いが終わって暫くしてからのことであった。

絡み合って死んでいる雀と白猪を見てぎょっとした兵たちは、その横で雀の左手を両手で包みながら項垂れている小碓のやつれた頬と虚ろな目を見て言葉を失った。それまでの旅路で積み重なった疲れが一挙に噴き出たかのような姿である。暫くは誰も声を掛ける者はいなかった。

いったい何が起こったのか分からぬ。しかし御子と雀が白猪と激闘をしその末、御子だけが生き残ったことだけは誰の目にも明らかであった。そしてその戦いの最中自分たちは眠らされ、何の役にも立たなかったのだ。御鉏友耳建日子が、小碓の前に転ぶように駆け寄ると

「御子、まことに我ら役立たず、申し訳ございませぬ」

と這いつくばった。

「いや・・・無理を言ってこの山に分け入ったのは私だ。汝らの責めではない」

小碓は目を上げると弱弱しく答えた。

「そして、私が無理をするたびに周りの者が、死んでいく。弟橘、雀・・・」

「さようなことはお考えなさらないで下され」

這いつくばったまま答えた副使に疲れた笑みを浮かべると、

「この二人をどこかに葬ってやってくれ。丁重にな」

「二人・・・でございますか?」

御鉏友耳建日子は顔を上げて雀と白猪を見た。白猪は猪のままの姿である。

「汝らの眼には猪に見えようが、この二人、以前は近しい者たちよ」

呟くと小碓は御鉏友耳建日子の肩を借りて立ち上がろうとした。小碓の右の脛に血が滴っているのを見て、御鉏友耳建日子ははっと目を上げた。貸したその肩から震えた手が離れ、小碓の体は声もなくゆっくりと崩れ落ちていった。

「血が・・・おい、手当てをして差し上げろ」

御鉏友耳建日子の慌てふためいた声に、漸く兵たちが動き始めた。目覚めた軍衆たちが一斉に近寄ってくるざわめきを虚ろに聞きながら、小碓は逆に深い眠りに落ちていった。


玉倉部たまくらべは伊服岐能山の麓にある小さく穏やかな集落である。ここはやがて壬申の乱、関ヶ原の合戦という大きな戦いの地となるが、それはまだだいぶ先の事である。

気を失ったままの小碓と雀・白猪の骸をそこまで運び終えた兵たちも朝からの出来事に疲れ切っていた。声もなく食事をとり終えた兵たちは、見張りと小碓を見守る者たちを残し、眠りに付いた。

翌朝、兵たちが起き出しても小碓は昏々と眠り続けていた。

「長い間ずっと先導して旅をなされてきたのだ。俺たちのように付き従ってきただけではない。さぞかし身も心もお疲れなのであろう」

「そうだな。ここはゆっくりお休みいただいた方が良かろう」

と最初のうちは囁きあっていた兵たちもその日一日中、一向に目を覚まそうとしない小碓を見て心配し始めた。

「まさか・・・このまま」

「言葉に気を付けよ。口に出していいことと悪いことがある」

慌てて唇の前で指を重ねると、男は心配げに言葉を繋いだ。

「しかし、食事も水も召し上がられていないのだぞ・・・傷も思ったより深い」

「うむ・・・」

「いったい、俺たちが眠っている間に何がおきたのであろうか?」

心配げに幾度となく小碓を見舞う者たちが列を成した。

その小碓は三日目の朝、兵たちが起き出す前にふと、目を覚ました。

その心は澄み切っている。

何が起きたのか、記憶も判然としていた。命を犠牲に隼が化した白猪と雀がもつれ合ったまま死んでいった姿を思い出しながら小碓は独りひっそりと涙を流した。

静かに泣き終えると、小碓は

「大和へ・・・」

と呟いた。横でいぎたなく眠っていた看護の兵がその呟きで目を覚ました。

「御子、目をお覚ましになられましたか」

御子につきっきりでろくに顔も洗っていない髭だらけの顔が喜びに溢れた。その者は元からいた兵ではない。常陸で軍門に下った兵である。そうした者が自分を気遣ってこれほど喜んでくれている。小碓は微笑んだ。

「喉がお渇きでございましょう。さぞかし腹もお空きでございましょう。さっそく用意させます」

「取り敢えず湯を・・・くれ」

「ははっ」

その兵の純真な、歓びに満ちた顔が小碓の心に小さな灯のような温かさを齎している。

「もう・・・戦はよい」

大和に戻れば、妻がいる。子供の顔はまだ見たこともないがさぞかし大きくなっているだろう。尾張に残した女や子供たちも呼び寄せ共に暮らせばよい。或いは一度纏向を見たならば、その上で妻を連れて尾張に引き籠っても良い。私に付き従ってきた者たちも、それぞれ家族をもっておろうし、新たに家族を作る者たちもおろう。

隼はああ言ったが、自分が断固として日継の御子の座をお返しすれば帝もお認め下さるだろう。そうすれば、自分を担ぎ出そうと考える輩も諦めるに違いあるまい。

うつらうつらとそんな事を考えている小碓の許に先ほどの兵が器に湯を入れて運んできた。


心は澄んでいたが、小碓の体は病み衰え、最初のうちは立つことさえできなかった。

兵たちの手を借り漸く足腰を震わせながら立つことはできるようになったが、その歩みは蝸牛かぎゅうの如く遅かった。疲れだけではなく、白猪と闘った時の傷はなかなか癒えす、寧ろ日を追うごとに悪くなっていった。

「さほど、私を帝のもとに戻したくないか、隼よ」

小碓が呪うがごとく死んだ隼に呼び掛けた。

それでも兵たちは文句ひとつ零すでもなく、小碓のもとを離れようとしなかった。

杖を突き、のろのろと歩む小碓の心は既に大和にあったが、そこに生きて辿り着けるのか本人でさえ、疑わしくなりつつあった。

「無理なさらずに、暫くここに留まりお体をお休めください」

御鉏友耳建日子がそう諫めたのは能煩野のぼのに漸く辿り着いた時である。蒼褪めた顔で小碓は横に首を振った。

「倭は国のまほろば・・・」

小碓が呟いた。

「は?」

御鉏友耳建日子が問い返すのに構わず、小碓は言葉を繋いだ。

「倭は国のまほろば

たたなづく 青垣

山隠る 倭し 麗し」

言い終えると、小碓はかすかに笑って御鉏友耳建日子の顔を見た。御鉏友耳建日子ははらりと涙を流した。

「まことでございます」

連なる山並みの向こうに大和はある。せっかく、ここまで戻ってきたのだ。大和まで命のあるうちに辿り着かせて差し上げたい。

しかし、その日のうちに小碓の病状は一挙に悪化した。高熱にうなされ譫言うわごとを言う小碓の心の裡に、浮かんでいたのは倭の事でも家族の事でもなかった。

一人の女の顔である。

幼い頃から見慣れた懐かしい顔。

そうだ、叔母から預かったあの草那芸剣を尾張の女の家においてあったままだ。あの剣はなぜ急に持てぬほどに重くなったのであろうか?やはり私に行くなと告げようとしたのであろうか、それとも伊服岐能山の白猪に奪われるのを拒んだのであろうか?

「嬢子の 床の辺に

我が置きし つるきの太刀

その 太刀はや・・・」

それが小碓の最後の言葉であり、最後の歌であった。

御鉏友耳建日子は震える手を小碓の口の上にかざした。暫くじっとそのままにしていたが、やがて首を振ると絞り出すような声で、

「早馬を・・・用意せよ」

と部下に命じたのである。


その夜、美夜受比売は不思議な夢を見た。

見たこともない場所である。壮麗な建物が立ち並び広い通りがその間を貫いている。足元の道は白く固い不思議な輝きをもつ石でできている。ふと視線を上げると通りの先で懐かしい夫が自分を手招いている。

「御子」

駆け寄った美夜受比売を愛し気に小碓は抱きしめた。

「御子、ここは纏向の宮なのでございますか?」

尋ねた美夜受比売に小碓は首を振った。

「それではここは?」

美夜受比売の問いに答えることなく、目を交わすと小碓は、

「愛し姫よ、お前に一つ頼みがあるのだ。聞いてくれるか?」

と尋ねた。

「もちろんでございますよ、お前様。何でございましょう?」

「お前の家に置いてある、草那芸剣の事だ。あれを家の前にある樫の木の横に置いて貰いたい」

「でも、あれはとても重くて・・・」

言いかけた美夜受比売に小碓は首を振った。

「今ならお前の手でも楽に運ぶことが出来る。今までの重さを取り返して逆に軽くなっておる筈だ。今宵、とりの入りの刻に遣いが行く。その者が引き取っていく」

酉の入りとは今の夕方、五時の頃である。遣いが来るにはふさわしくない時刻、冬の季のたそがれどきであった。

「でも、それでは・・・」

大丈夫なのか、と目で尋ねた美夜受比売に小碓はしっかりと頷いた。

「酉の入りの刻だぞ、ゆめ」

「はい」

頷いた美夜受比売ににっこりと小碓は笑いかけた。その途端、美夜受比売の目が醒めた。

夢の事を父親に話すと父は顔色を変えた。しかし、無言で剣の吊るしてある部屋へ行くと、手に取った。感触は金物のままだが、持ち上げると確かに木でできた剣よりも遥かに軽い。その重みを確かめると父親は美夜受比売に手渡し、

「御子が申された通りにするのだ」

と厳命した。そして、

「覚悟せよ。それが御子にお前ができる最後の奉公じゃぞ」

と付け加えた。その言葉を聞いた美夜受比売は父の言葉の意味を悟ると蒼白になり、床へと崩れ落ちた。


都に早馬が辿り着いたのはその五日前のことである。

御鉏友耳建日子の言葉をそのまま伝えた遣いは、帝の前から退出しようとしてそのまま地面に倒れ込んだ。周りの者たちが慌ててその体を運び出していく。

帝は暫くそのまま何も言わずに座していたが、

「あわれじゃ。ここまであと僅かであったに」

と、一言だけ呟くと、

「遺された者たちに伝えよ」

と命じて退出した。小碓の帰還を待ち望んでいた妻は、それを聞くと蒼褪めたが、気丈に、

「すぐに夫のもとに参りとうございます。帝のお許しを」

と願い出て、すぐに許され子供と共に旅支度を急いだ。

子供を連れての旅は容易ではない。心は焦っている。土葬に附されてしまえば二度と夫に会うことはできない。

だが、二日をかけて能煩野に辿り着いた時、夫の骸はまだ生きているかのように美しかった。

御鉏友耳建日子が、

「いかがなさいますか」

と尋ねると、

「この地で葬りたく思います」

と答え、夫の髪を優しく撫でた。陵墓といっても旅先である。率いてきた軍衆たちと近在の者たちが田の脇に作り上げた陵はその功に比していかにも貧弱に見えた。高さも人の背丈の二倍ほどしかない。だがそれを前にひれ伏していた人々は決して少なくはなかった。その一人がふと頭上を見上げた時、思わず

「あっ」

と声を上げた。


「その者」が気付いた時、眼下には百を超える人々が跪いていた。

「あっ」

とそのうちの一人が声を上げ、自分を指さすと、蹲っていた者たちが全員目を上げた。その中に懐かしいものを視たような気がする。とりわけ最前列に跪いていた女には見覚えがあった。その手の中に抱かれている子は愛しいと思えた。だが、なぜそんな風に思ったのか、「その者」には分からない。呆然と自分を見上げている人々をもう一度、見渡すと「その者」は大きな羽を広げた。

「お待ちを」

と飛び立とうとした自分を遮るような女の悲鳴があがった。だが、「その者」は気にせず舞い上がった。

「何かをしなければならない」

「その者」は懸命にそのことを考えていた。

自分は、何かをせねばならぬのだ。先ほど眼下にいた人々がわらわらと自分を追って来るのを眼下に眺めながら「その者」は考え続けた。

どこかもう少し東の地。

「その者」はやがてそう思い立った。

天空を回り続けている間中、人々は自分を追うようにして浜近くまで付き従っていたが、決心したように一方向を目指して飛び始めた自分を追うのは無理だと諦めたようであった。

浜に取り残された人々は呆然と、大白鳥が東の空へと向かっていくのを見送るばかりであった。


その夜、酉の入りの刻、美夜受比売は父親と共に家にある樫の木の脇に草那芸剣を置くと、身を隠して遣いの訪れを待っていた。その者に聞けば小碓の消息も分かるに違いあるまい、そう考えたのである。だが暮れなずみかかった道の先に人影は現れなかった。

「どうしたのでございましょう」

美夜受比売の問いに父親は首を振った。

「もう少し待つのじゃ」

そう答えた時、ばさばさと天から羽音がした。

「あ」

見上げると樫の側に見たこともない大鳥が舞い降りてきたのが目に映った。

「お父様」

「ぬ?」

父娘の見守る中、その鳥は少し首を傾げてから置かれていた剣をくちばしくわえた。


「重そうな・・・」

というのが「その者」の最初の想いだった。

この家だという事は、空からすぐに見分けがついた。その家の軒先にある樫の木の横に置かれたものを運べ、というのが自分に課せられた命であったのだ、と「その者」は、今はくっきりと思い出していた。

ふと見ると自分の姿を覗いている二人の姿が見えた。闇があたりを覆いつつ合って、良くは見えなかったが、その二人にも見覚えがあるような気がした。

「あ、お待ちを」と叫んで腕を伸ばしてきた娘の手から逃れるようにして「その者」は飛び立った。その後ろを小さな何かが追って来る。必死で鳴きながら追って来るのは小さな鳥である。

「すずめ・・・」

ふと頭の中で何かの声がした。その響きにも懐かしい思いがする。だが、懐かしさを振り切って大きく羽搏くとやがて小さな鳥を置き去りにして「その者」は天高く飛び立った。

自分が行くべき先ははっきりと脳裏に浮かんでいた。


その地はもう冬間近だというのに深く濃い緑が覆っていた。

真横から射してくる朝日が眩しかった。だが中途の沼で休んだせいか力は有り余るほどである。軽々と飛び続けていた「その者」はやがて目指す地に切り開かれている宮の一角を見てとると高さを下げ、主の寝所の前へとゆっくりと降下していった。


ばさりばさりという聞き慣れない音に倭比売は目を上げた。

「何でしょう?」

呟き乍ら戸を開けた倭比売の眼に映ったのは目の前でもがくように羽搏く白い大きな鳥だった。


誰か人が戸を開け、姿を現した途端、咥えていた物が急に重みを増し、「その者」は均衡を崩しかけた。慌てて咥えていたものを離すと羽を大きく動かし上へと舞った。その耳に、がしり、と重い音が響いた。漸く体勢を整えて下を見ると先ほどまで咥えていた剣が白い玉石を分けて地面に突き刺さっている。

それをさきほど現れた女がまじまじと見ていた。女の姿を見た途端、全身がおこりに罹ったかのように震えるような思いがした。ゆっくりと滑空すると鳥は再び地上へと舞い降りた。

「これは・・・草那芸剣・・・」

その声がひどく懐かしかった。

女は視線を上げた。

「お前は・・・もしかして小碓なのですか?」

ああ、そうなのだ。私は昔、その名で呼ばれていたような気がする。そう思いながら鳥はじっと女を見つめた。

「小碓・・・。あなたは死んだのですね」


ぐあ、と鳥は啼いた。

女は悲しそうな目で自分を見ているだけであった。昨夜の女のように手を伸ばすこともなく、雀のように追うでもない。

だが、その悲し気な目で十分だ、と「その者」は思った。

ぐあ、ともう一度啼くと、「その者」は地への未練を断ち切ったかのように羽搏き、一直線に天に翔け上がっていった。


倭比売は遠くの空へと駆け上がっていく鳥を見つめていたが、その姿が雲に消えかかるのを見て急に立ち上がった。

「小碓、小碓・・・」

宮の周りに敷いてある白い玉石を踏み、走りながら絶え絶えの声で倭比売は叫んだ。

「小碓、愛し子よ、愛し背よ」

帝に仕えていた神祇官のもたらした宇気比を今、倭比売は痛切な思いで思い返している。

「小碓には、東征を命じよ、次の帝は若帯日子とせよ、その次の帝は小碓の子とせよ」

それが神意だと、神祇官は告げた。

だが、神祇官は小碓の命のことは触れなかった。それが太占に現れなかったのか、それとも神祇官が憚って伝えなかったのか、今となっては分からない。だが、もしその死が告げていられたとしたら・・・。

私はどうしていたのだろう?

よろけた倭比売の足元で白玉が弾けた。


その十と六の年の後、帝が崩御されたあとを継いだのは若帯日子である。

後に成務天皇と呼ばれた帝はその名が顕す通り、実務にたけた帝であり建内宿祢と共に予てから企図した通り国造りを推し進めたが、子が少なく、唯一持った和訶奴気王わかぬけのみこは幼くして身罷った。

成務天皇の跡を継いだのは小碓の子、帯中津日子命、後に仲哀天皇と呼ばれる人である。

かくして・・・神意は現実のものになった。


大帯日子淤斯呂和気命がまだ天の下を統しめしている時、倭比売は小碓が伊勢の斎宮にやってきた時に証拠として渡された、かつて自らが贈った玉は手元に残すと、纏向に戻り草那芸剣について帝に許しを乞うた。

その許しがあり草那芸剣は尾張にいる美夜受比売のもとに戻され、そこで新たに社を作り祀られることになった。


小碓に付き従って東国からやってきた兵たちは行き場を失ったが、小碓がつねづね懐かし気に語っていた伊勢こそ自分たちの行き先だと考え御鉏友耳建日子に願い出た。御鉏友耳建日子は彼らの願いを受け入れ、それを小碓の遺言として帝に伝え、帝もそれを許したため彼らは伊勢斎宮の近くに盤踞ばんきょするようになった。それが佐伯さえきと呼ばれる民である。

だがやがてその佐伯の民たちは統率を失って伊勢斎宮の頭痛の種になり、その地を追われることになったと、これは書紀にある。




<参考文献>

「古事記」             中村啓信訳注    角川ソフィア文庫

「日本書紀」 坂本太郎・家永三郎・井上光貞・大野晋校注 岩波文庫

「風土記」             武田祐吉編     岩波文庫

「古語拾遺」 斎部広成撰 西宮一民校注         岩波文庫

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古事記異伝(悲愴の章) 西尾 諒 @RNishio

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