アリスとお茶会。

『本当にありがとう.....!これで扉が全部開くわ.......。アリスのおかげよ.....本当にありがとう。』

 森から帰ってきて女王様に鍵を渡すと、たくさんお礼をされた。


「いえ、私は何もしてないです.......。うさぎさんと、エースさんが居なかったらできなかったことですから。」

 私がここまでできたのは、間違いなくこの二人が居てくれたから。難しいことも沢山あったけれど、この不思議な世界を楽しめたのも、この二人のおかげたから。


「うさぎさんや、エースさんが居なかったら......こんなこと絶対できなかったです。だから、うさぎさんやエースさんにも.....お礼しなきゃ......。」

 私のことをサポートしてくれたみんなに、私から何かできることはないんだろうか。


『あなたは本当に優しいのね.....。でも、まずは予定通りパーティを開きましょう。二人へのお礼は、お茶を飲みながらゆっくり.......考えましょう。』

 そう言って、女王様は準備を始めた。


『さて、これで......よし。』

 しばらくすると私たちの前に三つの扉が現れて、中から綺麗な衣装を着た人達が出てきた。


『ようこそ、パーティ会場へ!』

 扉の国のパーティの中身は、招待された人達だけの秘密。

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トビラのくにのアリス 七瀬モカᕱ⑅ᕱ @CloveR072

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