好みが分かれる話だとは思いますが

一言で紹介すると昔やってたアニメ「週刊ストーリーランド」みたいな話。
主人公が不思議なアイテムを手に入れて、うまくいって、けどそこからすこしおかしくなって…。という系統です。
めちゃくちゃ斬新!ではないですがやはり、元のアイデアの〝メモリーノート〟から(これも「ドラえもん」のアンキパン+デスノートを足して2で割った感じで、新しさはあまりない)ひねって出てくるもののなかのひとつが書かれていて、それは自分が想像していたものと違っていて…。「あっ、こっちの道を進むのね」みたいな感じで楽しませていただきました。

ただ、スタンダードでオーソドックスなものって時代をこえて愛されている証明であって、この話が20年前に読まれても、20年先に読まれてもその時代の人たちが同じように楽しめるだろうな…みたいなばつぐんの安定感があります。
なので夜寝る前にちょっと〝そういう系統の話〟を読みたいな〜と思った方には、とてもおすすめです。