概要
お話が好きな、最悪の魔女。
いつも寝る前にお話を聞くのが楽しみな女の子。
そこにいつもお話してくれるばあやが真新しい本を拵えてやって来た。
ばあやの作った新しいお話が、楽しみ。
けれどもそこで語られるのは…………
そこにいつもお話してくれるばあやが真新しい本を拵えてやって来た。
ばあやの作った新しいお話が、楽しみ。
けれどもそこで語られるのは…………
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人知れず歩んできたであろう人生の壮大さ
床に就く少女のために寝物語を読み聞かせる〝ばあや〟が、その日だけ特別に自作の物語を読み聞かせるお話。
暖かい雰囲気のファンタジー、というか童話かおとぎ話のような物語です。実際に作中でおとぎ話が語られる様子そのものが物語となっており、つまり語り部による昔語りと似たような構造なのですが、でも時制や主観を完全におとぎ話(こういうのも作中作というのでしょうか?)の中に飛ばしてしまわないところがよかったです。
あまり見ない気がするので単純に新鮮、というのもなくはないのですけれど、でもそれ以上にその自然さが楽しい、という感覚。お話の内容に対して都度少女の反応があって、それが情報の補足だったり拡張だ…続きを読む