第2話 

たしぎは1人で戦っていた。


相手は吸血鬼ではなく人間だった。


首狩りのティーバ。賞金稼ぎだ。


長い髪を後ろで束ねてはいるが男だ。


「あの人の邪魔はさせない」


賞金首を文字通り首を斬り落として賞金と代えてきた男は睨む様な目でたしぎに言った。


「あなたは……あの男がどういう男なのか知ってるんですか?あの男は海軍の…」


「知ってるとも。あの人が、この大海賊時代を終わらせる事が出来る事もな」


ティーバは腰の剣を抜いて構えた。


そのまま2人は互いの刃を交え合った。


高速の剣術に加え武装色の覇気と六式の剃も身につけているたしぎだったが、ティーバの剣の腕もそれに劣らなかった。


しばらく打ちあった後、彼は不敵に笑って言った。


「やるな。ではこちらも本気で行こう」


そう言うと彼の体が変化した。


それは石…いや、砂利だった。


「能力者……ですか……」


「自然系、ジャリジャリの実だ。覚悟……」

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ワンピース 海軍特別任務 火田案山子 @CUDAKI

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