とっつきやすい文章の裏側で広がる神話のお話
- ★★★ Excellent!!!
ちょっとお馬鹿な女の子に、ちょっと生意気な狐の男の子。特に序盤は読みやすく、軽いタッチでお話は進みます。
そのためライトな話と思いきや、話はだんだんと日本神話の話まで絡んできて。神様に関する独自の考察・解釈は作者が本当に神様の話が好きだからできたものだと思います。それが話づくりの根幹にあるため、自然とそう言ったちょっと難しい話も頭に入ってきました。
とくに終盤の神様と蛇に関しては、なるほどなーとうなってしまいました。(勉強不足でお恥ずかしい)
まだ物語も序盤。これからどう展開していくのかとても楽しみです。