読みやすい文体、丁寧な描写

ひとまず新天地編まで読ませていただきました
主人公がある日起こった事件をきっかけに、世界の裏側を知る組織、その戦いへと身を投じていく
設定としてはありふれたものですが、キャラクターの個性やアメリカを舞台とした物語の展開にはオリジナリティがあり、作品として程よいテイストとなっています
主人公には真っ直ぐな信念がありながらも、まだ決意には迷いが見られ、答えを探している——そのような描写もわかりやすく、また、物語の展開としても広げやすい良い構造だと思います
武器の描写が非常に丁寧なことも作品としての特徴の一つでしょうか
自分は重火器類には詳しくないので専門用語については流し読み程度になってしまいましたが、それでも語彙を選んで使用しているのだろうとは思います
全体として専門的な内容になりすぎることもなく、非常に読みやすい文章でした
続きを読んでみようと思える作品です

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重い銃弾

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