重い銃弾

作者 タヌキ

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★★★ Excellent!!!

【簡単なあらすじ】
ジャンル:現代ドラマ
自衛隊に所属していた主人公が、あるテロ事件に関与したことをきっかけにある組織からスカウトされる。覚悟を決めアメリカに渡った主人公だが、果たして彼は世界を救うことができるのだろうか?

【物語の始まりは】
主人公があるテロ事件に巻き込まれ、それを未然に防ぐところから始まっていく。久々の休日を満喫し、新宿駅から駐屯地の最寄り駅に行くために電車を乗り換えようとしていたところ、主人公はある少女とぶつかってしまう。何故彼はおかしいことに気づいたのであろうか? それについては今後語られていくのだと思われる。この事件を未然に防ぐことは出来たものの。、どうやらこれは序章に過ぎないようだ。この後、主人公は一体どんな事件に巻き込まれてくのだろうか?

【舞台や世界観、方向性】
舞台は現代のようである。
日本からアメリカへと舞台は移っていく。

【主人公と登場人物について】
主人公はテロ未遂事件で救えなかった命に対して、罪悪感や後悔の念に駆られていた。彼の後悔が、その後の選択を決めたのではないだろうか?
主人公は自分で考え、自分で自分の道を選び、”生きている”ことを感じる。
彼がアメリカに行くまでと、アメリカに行ってからは全体の雰囲気も違うので、書き方も巧いと感じた。

【物語について】
テロ未遂事件で一躍有名になった彼は、ある独立組織からスカウトされる。この組織は世界平和を理念にしているものの、それに反して世界平和を乱しているとして悪い意味でも有名らしい。
主人公は何故自分がこの組織からスカウトされたのか疑問に思うのだが、その理由は事情聴取での彼のある発言にあったのだ。この能力を買われスカウトされた主人公は、テロ未遂事件での後悔から自分に誰かを救えるかと問う。その返答により、彼は加入を決めるのであった。
自衛官として自衛隊に所属していた主人公。その組… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

自衛官の身分を捨て、国際治安維持局(ISS)に身を投じた日本人・赤沼浩史。
レンジャー課程修了者らしい戦闘能力と”異能”と呼ぶべき危機察知能力を武器に、「強襲係」としてアメリカで暮らす日々を描いた快作。

序盤(1~2章)こそ筆が固いものの、作者様の文体が馴染んだ3章以降のノンストップ振りは凄まじく、銃の国”アメリカ”らしい派手なガンアクションが没入感を持って繰り広げられます。
また、しばしば描写される主人公・赤沼の赤裸々な心情――悩み・戸惑い・願い・恐怖・喜び――も本作の魅力。決して彼が、ご都合主義で護られたヒーローでないことを”読み手”に強く印象づけます。

最新71話まで拝読させていただきましたが、物語はまだまだ序盤(現在16万字)。
銃器が登場する小説にありがちな、専門用語頻出の”とっつき難さ”はまるでなく、他のレビュアーさんが書かれている通り非常に読みやすい文章です。

ハリウッド映画みたいなアクション小説……陳腐な紹介で本当に恐縮ですが(;^ω^A……是非とも”他の読み手さん達”にも読んでいただきたい…そう思わせる小説でした。

★★★ Excellent!!!

 読み手を引き込む展開が秀逸で、各話のラストには必ず次につながる「引き」の言葉があり、ついつい次の話を開いてしまいます。

 特に第1話のホットスタートは見事の一言で、次々起こる危機的展開に抗う主人公のかっこよさと、全てを救えなかった無念。そして更なる大きな事件へと怒涛の展開です。

 「誰かを救」おうとする主人公赤沼は、一体”誰を”救うために戦うのか?

 現在「始まり」編まで読ませて頂きましたが、今後の展開が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

展開に無駄がない。第一話からアクション物として楽しめる。攻殻機動隊とパトレイバーを好きな人はきっとハマるに違いない。やや硬派な文体は作品の雰囲気にもぴったりだ。もちろん、幕間のゆるいエピソードもあり、主人公に新規感を覚えた。
主人公・赤沼は超人的とも言える危機察知能力により爆弾テロを未遂に終わらせるが、一人の女の子を救うことができなかった。その能力を高く評価されたことから、自分がもっと「人を救う」覚悟をしていれば、その女の子を救えたかもしれない、と気付いた時、後悔と決意が現れる。このシーンを読んだ私は、思わず拳を握りしめてしまった。
オススメ!

★★★ Excellent!!!

ひとまず新天地編まで読ませていただきました
主人公がある日起こった事件をきっかけに、世界の裏側を知る組織、その戦いへと身を投じていく
設定としてはありふれたものですが、キャラクターの個性やアメリカを舞台とした物語の展開にはオリジナリティがあり、作品として程よいテイストとなっています
主人公には真っ直ぐな信念がありながらも、まだ決意には迷いが見られ、答えを探している——そのような描写もわかりやすく、また、物語の展開としても広げやすい良い構造だと思います
武器の描写が非常に丁寧なことも作品としての特徴の一つでしょうか
自分は重火器類には詳しくないので専門用語については流し読み程度になってしまいましたが、それでも語彙を選んで使用しているのだろうとは思います
全体として専門的な内容になりすぎることもなく、非常に読みやすい文章でした
続きを読んでみようと思える作品です